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広島は連覇へ痛恨ドロー…ナビスコ杯王者の柏と痛み分け

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[11.10 J1第31節 柏1-1広島 柏]

 3位サンフレッチェ広島はアウェーで柏レイソルと1-1で引き分けた。連勝を逃す痛恨のドローとなったが、首位・横浜FMが敗れたため、勝ち点差は「2」に縮まった。2位浦和が今夜19時から仙台戦を控えており、浦和は勝てば首位に浮上する。

 広島は前半4分、長い距離のFKをDF塩谷司が直接狙うと、強烈なキックが右ポストを直撃した。DF鈴木大輔、DF橋本和、MF大谷秀和ら故障者が続出し、苦しい台所事情の柏を押し込み、試合を優勢に運んだ。

 前半終了間際には相手CKのカウンターからMFミキッチが粘ってつなぎ、MF高萩洋次郎が鮮やかな個人技で突破。ラストパスをFW佐藤寿人が右足で押し込み、ゴールネットを揺らしたが、惜しくもオフサイドの判定だった。

 苦しい展開となった柏だが、粘り強く我慢して前半を0-0で折り返すと、ワンチャンスを生かして先制に成功した。後半29分、MF茨田陽生のロングボールをDF谷口博之が競り合い、ゴール前にこぼれたボールをMF太田徹郎が左足で蹴り込んだ。

 今季、山形から加入した太田の移籍後初ゴール。ナビスコ杯王者がリードを奪ったが、連覇へ負けられない広島もすぐさま追いついた。後半34分、ミキッチからのくさびのパスを受けた高萩がつぶれながらも後方に落とし、MF青山敏弘が右足を一閃。豪快なダイレクトミドルがゴール左隅に突き刺さり、同点に追いついた。試合はそのまま1-1で終了。勝ち点1を分け合う痛み分けとなった。


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