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「いつも狙っている」 GKからの1本のパスで柿谷が劇的決勝点

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[11.10 J1第31節 F東京1-2C大阪 味スタ]

 5位セレッソ大阪はアウェーで6位FC東京に2-1で競り勝ち、2試合ぶりの白星を挙げた。日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督が視察する中、1-1で迎えた後半42分にFW柿谷曜一朗が劇的な決勝点。5位をキープし、ACL出場権獲得に望みをつないだ。

 C大阪は前半31分、人数をかけて押し込むと、FW杉本健勇がフワリと浮かしたボールを柿谷が頭でつなぎ、MFシンプリシオが競り合ったこぼれ球をMF南野拓実が右足で蹴り込んだ。南野の3試合ぶり今季3点目で先制。1点リードで折り返した後半は両チームが激しく攻め合った。

 F東京は後半4分、カウンターからMF石川直宏が抜け出し、FW渡邉千真が左足ミドルを狙うが、ゴール右へ。C大阪も同6分、シンプリシオの浮き球のパスをMF山口螢がダイレクトで折り返し、ゴール前に走り込んだ柿谷が左足を振り抜いたが、GK権田修一の好守に阻まれた。

 後半25分、今季限りでの現役引退を表明したMFルーカスの横パスからMF長谷川アーリアジャスールが豪快な右足ミドル。クロスバーを叩いたボールは真下に落下してゴールラインを割り、F東京が1-1の同点に追いついた。

 それでもエースの一振りでC大阪が勝利をもぎ取った。後半42分、GKキム・ジンヒョンからの1本のロングフィードに柿谷が反応。DFラインの背後を取り、ゴール前に抜け出すと、冷静に右足でGKの股間を抜き、劇的な決勝点を奪った。

 得点シーンについて「いつも狙っている形。相手にケアされている中でゴールを取れたのでよかった」と胸を張る柿谷は「何が何でも勝たないと意味ないので勝てて良かった」と力説。明日11日からは日本代表のベルギー遠征に参加する。オランダ、ベルギーという強豪相手との2連戦に向け、「しっかり代表に切り替えて、いい結果を残せるようにがんばりたい」と話していた。


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