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札幌がJ1復帰決定の神戸を下しプレーオフ進出に望みつなぐ

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[11.10 J2第40節 札幌1-0神戸 札幌ド]

 試合前の時点で2位以内が確定し、J1復帰が決まっていた2位ヴィッセル神戸はアウェーで8位コンサドーレ札幌に0-1で敗れた。4試合ぶりの黒星で首位・G大阪とは勝ち点4差に開き、残り2試合での逆転優勝は厳しくなった。

 逆転でのJ1昇格プレーオフ出場を目指す札幌が貴重な勝ち点3をもぎ取った。前半18分、ベトナム代表MFレ・コン・ビンが直接FKを狙うが、GKが好セーブ。その後も再三、セットプレーからチャンスを演出すると、同35分、右CKのセカンドボールからMF河合竜二のミドルシュートがDF北本久仁衛のハンドを誘い、PKを獲得した。これをレ・コン・ビンがゴール左隅に流し込み、先制点。ベトナムの英雄が6試合ぶり今季2得点目を決め、札幌が先制した。

 すでにJ1復帰は決まったものの、J2優勝のために勝ち点3が欲しい神戸も反撃に出る。後半11分にはFWポポの縦パスをFW小川慶治朗がスルー。FW森岡亮太がワンタッチで流したところに小川が走り込み、右足を振り抜いたが、わずかにゴール左へ外れた。

 札幌も途中出場のFWフェホが力強いプレーで追加点を狙う。後半29分、縦パスに反応し、フィジカルを生かして突破。そのままフィニッシュまで持ち込んだが、シュートは決め切れない。同39分にもフェホからパスを受けたMF岡本賢明が右足で狙ったが、GKが好セーブ。追加点こそ奪えなかったが、守備陣が神戸の反撃を最後まで跳ね返し、1-0で逃げ切った。

 前節・千葉戦(1-0)に続く2連勝で勝ち点を60に伸ばした札幌は松本と勝ち点で並ぶと、得失点差で抜き、7位に浮上。プレーオフ圏内となる6位徳島との勝ち点差3を保ち、残り2試合での逆転を目指す。


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