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群馬がJ2残留決める、鳥取は次節にも最下位確定

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[11.10 J2第40節 鳥取1-1群馬 とりスタ]

 ザスパクサツ群馬ガイナーレ鳥取との一戦を1-1で引き分け、J2残留を決めた。鳥取は21位岐阜が愛媛と引き分けたため、今節での最下位確定は免れた。しかし、次節・北九州戦に敗れると最下位が確定。引き分けても岐阜が引き分け以上、勝利しても岐阜も勝利すれば最下位が決まる苦しい状況となった。

 引き分け以上で残留が決定する群馬は前半3分、ロビーニョが左サイドからドリブルで中央に切れ込み、ヒールパス。これをMF夛田凌輔が左足ミドルをゴール右隅に突き刺し、幸先よく先制する。同41分には、2試合ぶりの先発出場となったMF小林竜樹がヘディングシュートで追加点を狙うが枠を捉えきれなかった。

 防戦一方だった鳥取は、前半アディショナルタイムに右サイドでFKを獲得。これをMF武田英二郎がゴール前に放り込むと、クリアに行ったDF小柳達司がヘディングを後ろにそらしてしまい、そのままゴールに吸い込まれ、鳥取はラッキーな形で同点に追いついた。

 残留へ勝ち点3が欲しい鳥取は、後半開始から猛攻を仕掛ける。後半8分、武田の左足ミドルはGKの正面を突き、同13分には裏に抜け出したMF永里源気が左サイドの角度のないところからシュートを放つも得点とはならなかった。最後まで勝ち越しゴールが遠かった鳥取は、勝ち点1を獲得するにとどまった。

 残留を確定させた群馬の秋葉忠宏監督は、「本当に長くお待たせしたことを申し訳なく思っていますし、クラブに関わっていただいたすべての方に、最低限のJ2残留という結果を残せたことに、少しホッとしています」と安堵の表情。それでも、今シーズンも残留争いに関わってしまったことが納得いかないようで、「今日のような緊張感のあるゲームを今度は昇格争いでできるのがベストだと思います」と、来シーズンの昇格争いを誓った。


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