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柿谷2発、南野2発、杉本弾!!C大阪の誇る若手大爆発で浦和に完勝

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[12.7 J1第34節 浦和2-5C大阪 埼玉]

 セレッソ大阪は敵地で浦和レッズと対戦し、5-2で勝利した。完勝で勝ち点を59に伸ばしたC大阪だったが、横浜FMと対戦した川崎Fが1-0で勝利したため、ACL出場圏内までは届かなかった。しかし優勝した広島、2位の横浜FM、3位の川崎Fのいずれもが天皇杯に勝ち残っており、いずれかが優勝すれば、来季のACL出場権を獲得できる。対するホームで完敗を喫した浦和。勝利すれば自力でACL出場権を獲得できたが、6位でシーズンを終えることになった。

 若い力が魅せるサッカーはこれほど楽しいものなのか。前半24分にMF原口元気にゴールを割られ1点の先行を許したC大阪だが、40分にゴール中央で受けたFW杉本健勇のシュートがブロックに入ったMF鈴木啓太の足に当たる。しかしボールは運よくループシュートとなり、GKの頭を越え、ゴールに収まり同点に追いつく。

 さらにアディショナルタイム1分、DF酒本憲幸のクロスを杉本が頭で落とすと、FW柿谷曜一朗が振り向きざまシュートで狙うが、これはDFに阻まれる。しかし右に流れたボールを走り込んだFW南野拓実が押し込み、前半のうちに試合をひっくり返した。

 なおも後半、ゲームを支配したのはC大阪だった。8分に左サイドでボールを受けた柿谷がワンタッチでエリア内に侵入。巻くようにしてゴール右隅に収めるビューティフルゴールで勝利を決定づける3点目を奪う。柿谷はシーズン20得点に乗せた。

 浦和も後半27分、混戦の中でFW興梠慎三が押し込み1点を返すが、同31分、酒本のクロスをニアでMF枝村匠馬がヘディングで合わせる。ポストに跳ね返されたボールを枝村が押し込むも浦和DF陣が懸命のクリアでかき出す。しかしここでもゴール前にいた柿谷のもとにこぼれると、冷静に押し込み、この日2点目。今シーズン、21得点目のゴールを記録。完全に覚醒した日本のエースが、シーズン最終戦でも最高の輝きを放った。

 同41分には今季のベストヤングプレーヤー賞受賞最有力の南野がこの日2点目となるミドルシュートを決める。マンチェスター・ユナイテッドのMF香川真司を筆頭に、数々の有望な若手を育てた名将レヴィー・クルピ監督の最後の指揮に相応しい若手選手の躍動で、C大阪が完勝した。


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