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今季限りで現役引退のルーカスがJラストゴール!F東京が2-0勝利

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[12.7 J1第34節 F東京2-0仙台 味スタ]

 今シーズン限りで現役を引退するFC東京MFルーカスがホームサポーターの前でJラストゴールを決めた。0-0で迎えた後半8分、F東京はMF長谷川アーリアジャスールが1タッチで右クロス。これを中央のルーカスが右足ダイレクトでゴール右隅へ流し込んだ。

 数々の思い出が詰まった味の素スタジアムでのゴール。両手を広げて喜んだルーカスの目には早くも涙が溢れていた。後半開始直後には左FKをニアサイドで流し、ルーカスが放った決定的な右足シュートはGK正面。それでも2度目のビッグチャンスを確実にゴールへ沈めた。サッカー人生の区切りとなる試合でのゴールに、もう感情を抑えられなくなっていた。

 前半は今季限りで勇退する手倉森誠監督にリーグ戦最終戦勝利をプレゼントしたいベガルタ仙台が決定機をつくっていた。7分には右クロスからFWウィルソンがクロスバー直撃のヘディングシュート。その後もMF太田吉彰が右サイドから放った右足ミドルやMF梁勇基の右足FKがゴールを捉える。だが、今季初出場のGK塩田仁史のビッグセーブなどでF東京は得点を許さない。

 特に後半半ば以降は仙台が分厚い攻撃を見せていたが、F東京はルーカスに白星を贈ろうと必死の守備。そしてルーカスが大きな拍手の中で交代した後の後半アディショナルタイムには、MF米本拓司の右クロスを交代出場のFW平山相太が頭でダメ押しゴールを決めた。ベンチに駆け寄った平山はルーカスと熱い抱擁。ルーカスは「みなさん、ありがとうございます! 最後にゴールを決められて嬉しく思います」。F東京がルーカスと戦う最後のJ1ゲームを2-0で制した。

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