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磐田が意地の今季4勝目、2発の山崎「良い準備をして来年に備えたい」

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[12.7 J1第34節 磐田3-1大分 ヤマハ]

 すでにJ2降格が決まっている17位・ジュビロ磐田と18位・大分トリニータとの一戦は、ホームの磐田が3-1で逆転勝ちした。

 今季の勝利数はホームの磐田が3勝でアウェー・大分が2勝。10年に湘南が記録したリーグ年間最低勝利数「3勝」のプレッシャーがかかる両チームの戦いは前半、磐田がチャンスをつくる。

 9分にはMF山本康裕の右クロスにFW金園英学が決定的な形で飛び込み、17分にも縦パスでDFの背後を取った金園が右足を振りぬいた。ただ先制したのは大分だった。18分、右中間でセカンドボールを拾ったFW木村祐志がドリブルで持ち込み豪快な左足ミドルをゴール左隅へ突き刺す。

 磐田はFW山崎亮平がDF3人のマークを外して右足シュートへ持ち込むなど反撃。だが、PAで集中力の高い大分の守りを破ることができない。また磐田は前線で迫力のあるプレーを見せていた金園が39分に接触プレーで右肩を痛めて交代。それでも、アディショナルタイム突入後の前半50分、DF駒野友一のCKから山崎が同点ゴールを決めた。

 最終戦で意地を見せたい磐田はさらに後半12分、右スローインからMF山田大記がゴール前に入れたグラウンダーのラストパスのこぼれ球を山崎が右足で押し込んで勝ち越し。磐田は30分にもDF山本脩斗の左クロスを山本康が頭で合わせて3-1と突き放し、白星で今季最終戦を終えた。2ゴールの山崎は「不甲斐ないシーズンでしたし、チームとしても、個人としても、悔しい試合が続いた。最後になってしまいましたけれど、最後勝てたのは少しは良かったと思います。(来シーズンへ向けて)またしっかりと良い準備をして来年に備えたいと思います」。来年はサポーターの前で多くの勝利を。名門・磐田は1年でのJ1復帰へ全力を尽くす。

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