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新潟クラブ新の5連勝、ホームでは9連勝締め…ピクシーは有終の美飾れず

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[12.7 J1第34節 新潟2-0名古屋 東北電ス]

 アルビレックス新潟がクラブ史上初の5連勝でシーズンを締めくくった。ホームに名古屋グランパスを迎えた新潟は2-0で勝利。クラブ新の5連勝を飾るとともに、夏場から続くホームの連勝も9に伸ばした。「もっと練習してもっと強いチームになる。ちょうど3か月後、ワクワクするようなチームになっているので、楽しみに待っていてください」。柳下正明監督はファンの前で高らかに宣言した。

 2013年の新潟を語る上で、やはりこの男は欠かせない。5月にJ1初ゴールを記録するとあっという間に得点ランキングを沸かせる存在になったFW川又堅碁は、この試合でも後半20分、ペナルティーアーク内でボールを受けると、振り向きざま左足を一閃。「今週残って練習した成果が出せた」。今季23得点目。「得点王狙ってたので悔しいですけど…」と試合後は本音も漏らしたが、見事得点ランク2位でフィニッシュした。

 後半38分にはカウンターからMF田中亜土夢の得点で完勝を飾った新潟。後半のチーム状態を見ると、来季への期待は高まる一方だ。しかし今オフもGK東口順昭のG大阪移籍が噂されるなど、主力の去就が流動的となっている。これには柳下監督も「今いる選手たちが残ってくれれば、可能性高いと思います」と苦笑いを浮かべるしかなかった。

 対する完封負けを喫してしまった名古屋は、6年間指揮を執ったストイコビッチ監督のラストゲームを飾ることは出来なかった。DF田中マルクス闘莉王を出場停止で欠き、ケネディ玉田圭司といった主力を怪我で欠いたため、若手中心のメンバーとなったが、結果を残すことは出来ず。まさしく名古屋の現状を示すとおりの結果となった。


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