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下平「何としても勝ちたかった」大宮がJ1通算100勝達成

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[12.7 J1第34節 湘南0-1大宮 BMVス]

 アウェーの大宮アルディージャがDF下平匠の決勝ゴールによって湘南ベルマーレに1-0で勝利。J1通算100勝目を挙げた。

 大宮は後半29分、右サイドで相手のクリアボールを拾ったMF金澤慎が逆サイドへ展開すると、これを受けた下平がコントロールから左足一閃。「止めた時に前が開いていて、GKもちょっとずれていたので思い切って打ちました」という狙い澄ました一撃はワンバウンドしてゴール右隅へ吸い込まれた。

 反撃する湘南はDF大野和成の決定的なヘディングシュートがGK正面を突き、40分にMF永木亮太が放った右足FKはゴールのわずか左外へ外れてしまう。追加点こそ奪えなかったものの、1点リードを守った大宮が8連敗のあと2連勝でシーズン終了。一方の湘南は6試合連続1点差負けで14年シーズンを終えた。

 大宮は第15節まで11勝3分1敗で首位を走る快進撃も、その後の19試合では2度の8連敗を喫するなど3勝16敗。最終的に14位でリーグ戦を終えた。V弾の下平は試合後のインタビューで「後半戦、全然勝ててなくて、自分自身も凄く悔しい思いをしていたし、サポーターにも凄い申し訳ない気持ちでいっぱいだった。(最終節は)何としても勝ちたかったので勝てて良かったです。勝つことが凄い楽しいことが続いたり、悔しい思いも続いたんですけど、最後2試合勝てて良かったです」と静かに喜んだ。

 一方、湘南は16位で来季はJ2に戦いの舞台を移す。キャプテンの永木は試合後のセレモニーで「来年はJ2に降格という結果になってしまいましたが、湘南スタイルを去年から今年もJ1の舞台で貫いてきたことに後悔はありません。選手自身、降格してしまったことはボク自身も凄く責任を感じています。申し訳ありませんでした。今年の経験を活かし、来年からは各選手が成長していくことがサポーターの皆さんにとって、ボクたちにとっても一番いいことであると思います。これからも湘南ベルマーレを宜しくお願いします」と挨拶。チームの成長と来年の巻き返しを誓っていた。

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