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鹿島退団の岩政がホーム最終戦でセレモニー「このペナルティーエリアは僕の仕事場でした」

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[12.7 J1第34節 鹿島0-2広島 カシマ]

 今季限りで鹿島アントラーズを退団するDF岩政大樹がホーム最終戦となった最終節後に退団セレモニーを行い、自らの言葉でサポーターに挨拶した。

「20年前、僕が小学生だったとき、初めて買ったユニフォームが鹿島アントラーズのユニフォームでした」。そう話し始めた岩政は言葉を詰まらせ、目には涙があふれた。

「10年前、あこがれのアントラーズに入ることができて、10年間もお世話になることができて、幸せでした」。04年に東京学芸大から鹿島へ入団。加入2年目の05年から10年まで毎シーズン、J1で30試合以上に出場するなど主力として活躍し、07~09年のJ1史上初となる3連覇にも貢献した。

「一つのチームでプレーするCBが格好いいと思ってプレーしてきました。でも、ここ数年、残り少なくなるサッカー人生で、もう一度新しい挑戦をしたいと思うようになりました」

 クラブと話し合い、新たな挑戦に踏み出すことを決意した岩政は「これからのアントラーズとともに、これからの岩政大樹も応援してください」と呼びかけ、「鹿島アントラーズでプレーすることは僕の誇りでした。カシマスタジアムで、このサポーターの前でプレーすることは僕の誇りでした。このペナルティーエリアは僕の仕事場でした。10年間、ありがとうございました」と、サポーターへの感謝の言葉とともに10年間プレーしたクラブに別れを告げた。

(取材・文 西山紘平)

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