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[アルガルベ杯]川澄&大儀見弾で2013年初白星!!完勝のなでしこは5位決定戦へ

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[3.11 アルガルベ杯 日本2-0デンマーク アルガルベ]

 日本女子代表(なでしこジャパン)は11日、アルガルベ杯の第3戦でデンマーク女子代表と対戦した。前半17分にMF川澄奈穂美のゴールで先制したなでしこは、同41分にもFW大儀見優季がゴールを挙げて突き放す。後半も危なげなくゲームを進めたなでしこが2-0で勝利した。リーグ戦を1勝2敗の3位で終えたなでしこジャパンは、13日の順位決定戦では5位決定戦に回ることになった。

 2013年初勝利を目指すなでしこのスタメンは、システムはいつものように4-4-2。GKは187cmの長身GK山根恵里奈が2010年1月16日のチリ戦(1-1)以来、3年ぶりの代表ゴールマウスを守る。DFラインは右から加戸由佳、この日キャプテンマークを巻く岩清水梓熊谷紗希鮫島彩。MFはダブルボランチに宇津木瑠美田中明日菜。右MFは今大会初出場となる中島依美、左MFには川澄奈穂美が入る。そして2トップは試合開始から姉妹2トップが実現。大儀見優季と永里亜紗乃が務めた。

 まさかの2連敗を喫したなでしこジャパン。8分の宇津木のファーストシュートは枠をとらえることはなかったが、第3戦は積極的に攻め続けた。すると17分に今大会を通じて初の先制点が生まれる。中央から鮫島が左サイドの川澄に展開。川澄はダイレクトでファーサイド目がけてクロスを上げると、ボールはそのままGKの頭上を越え、右サイドネットに吸い込まれた。

 この日のなでしこは前2戦にはなかったパスを回しながらの攻撃が機能する。前半40分にはカウンターから大儀見のクロスに永里が飛び込む。わずかに合わなかったが、姉妹2トップも好連携を見せた。すると同41分に追加点が生まれる。宇津木の縦パスで抜け出した大儀見が冷静にGKをかわす。無人のゴールに流し込み、着実にリードを広げた。

 後半に入っても9分、日本は中島の左CKをフリーの岩清水が頭で合わせる。直後の10分にも中島が抜け出しシュートを放つ。ともにわずかに枠を外れたが、攻撃を続けた。また10分には永里に代えて高瀬愛実を投入。さらに同25分には中島に代えて、8日のドイツ戦(1-2)で代表初出場初ゴールを決めたFW田中美南を起用し、ダメ押し点を奪いにいった。

 さらにチャンスを作る日本。だが後半27分の川澄の左CKを岩清水が豪快にボレーで合わせたサインプレーはわずかに左に外れた。後半43分には田中明に代えてMF山崎円美、同じく43分、大儀見に代えてFW小川志保を投入。最後まで追加点を奪うことはなかったが、うまく交代枠を使いながら試合を終わらせたなでしこジャパン。相手に全く隙を与えない完勝で2013年初白星を手にした。

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