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日本vsブラジル 試合後のザッケローニ監督会見要旨

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[6.15 コンフェデレーションズ杯A組 日本0-3ブラジル ブラジリア]

 コンフェデレーションズ杯が15日、開幕した。日本代表は開幕戦でブラジル代表と対戦。前半3分、FWネイマールに先制点を決められると、後半3分に2失点目。後半ロスタイムにもダメ押しの3点目を許し、0-3で敗れた。

以下、試合後のザッケローニ監督会見要旨

アルベルト・ザッケローニ監督
「日本らしくない戦い方をしてしまった。理由は2つ考えられ、一つは試合開始直後にああいう形でゴールを決められ、入りのところでつまずいてしまったこと。もう一つはカタールからの長距離移動があり、試合までの日数が短かったこと。普段の我々には考えられないようなミスが起こってしまった」

―前田ではなく、岡崎を1トップで起用した理由は?
「試合は自分の思ったとおりにはいかなかった。ただ、その変更が試合に響いたとは思わない。岡崎を1トップで起用した理由は、相手のDFラインの特徴を考えたうえで、彼が適任だと考えたから。相手の深いところまで行ってクロスを上げても相手のCBが空中戦に強いため、そこではあまりチャンスがないと判断したので、裏に出し、2列目により技術の高い選手を入れた」

―ハーフタイムの指示は?
「3失点したが、1点目が前半3分、2点目が後半3分、3点目がロスタイム3分だった。ハーフタイムには『我々のプレーをしよう』と話した。チームに自信を植え付け、我々のプレーを思い切ってやろうと声をかけたが、うまくいかなかった。その理由は、我々が引いてしまったためか、コンディションが良くなかったためだと思う。我々はアウェーの厳しい戦いの中で、もう少し自分たちのパーソナリティーを出すという部分を伸ばしていかないといけない。そういう中でも平常心を持って、自分たちのプレーができないと、普段自分たちができることもできなくなってしまう。チームの出来は少し残念に思っている。もっとできるチームということが分かっているだけに悔しい気持ちがある」

―ブラジルとアウェーで対戦した感想は? 観客の声援はプレッシャーになったか?
「ブラジルと対戦するのは非常に難しいこと。我々が考えるべきことは、どのようにして普段、我々がやっているプレーをできるようにするかということ。そのうえで、ブラジルと対戦することで何を得ることができるかだった。しかし、いつも我々がやっているプレーを出すことができなかった」

―コンディションの問題ということだが、次の試合までも時間がないが?
「私はもっとやれると確信している。ピッチで何が起こったのか分からないが、明日、選手と話してみたい。最初に失点したことで相手に恐れを抱いたのか、コンディションが回復していなかったのか。選手と話して、実際のピッチでどんな状況だったのか聞いてみたい」

―ブラジルの印象は?
「試合前の会見でも言ったが、私はブラジルを高く評価している。我々は彼らにプレッシャーを与えることができなかった。今日の試合で我々は何も示すことはできなかったが、次の対戦機会があれば、それを見せられると思う」

―失点してから選手を代えたが、ブラジルにプレッシャーを与えられなかった。
「メンバーを代えたが、流れを変えることができなかった。やりたことができなかった。ハッキリした目標を頭の中で考えていたが、それを達成することができなかった」


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