beacon

宮間が1G1A!!なでしこがナイジェリアを連続完封、13年ラストゲームを白星で飾る

このエントリーをはてなブックマークに追加

[9.26 国際親善試合 日本女子2-0ナイジェリア女子 フクアリ]

 日本女子代表(なでしこジャパン)は26日、フクダ電子アリーナでナイジェリア女子代表と国際親善試合を行い、2-0で勝利した。前半21分にMF宮間あやのPKで先制したなでしこは、同28分にもMF阪口夢穂のヘディングシュートで加点。ナイジェリア女子との強化試合2連戦を2連勝で終えた。

 ナイジェリア2連戦を戦うなでしこジャパンは、宮間、川澄、大儀見の3選手を除き、それぞれ違うメンバーで編成されたチームで試合に臨んでいる。初代表を飾る選手が多い今回の親善試合2連戦だが、この日もDF上野紗稀が初スタメン初キャップを飾った。

 システムは4-4-2。スタメンはGK山根恵里奈、DFラインは右からDF有吉佐織、DF岩清水梓、DF長船加奈、上野。ダブルボランチには宮間と阪口が入り、右の前目にMF川澄奈穂美、左には後藤三知。2トップはFW大野忍とFW大儀見優季が務めた。

 なでしこが序盤から圧倒的に支配してゲームを進めた。先制点が生まれたのは前半21分、大野がワンタッチでエリア内に浮き球パスを出すと、DFと競り合いながら大儀見が侵入。駆け引きの中で大儀見が倒され、なでしこにPKが与えられる。宮間のPKはコースはGKに読まれたが、左サイドにしっかり蹴り込み、なでしこに先制点が生まれた。

 さらに前半28分、左サイドのやや距離のある位置からFKを獲得したなでしこは宮間がゴール前にロングボールを蹴り入れる。これにフリーで飛び込んだ阪口が頭で流し込み、なでしこが一気の加点に成功した。

 なでしこの最初の交代カードは前半のうちに切られた。32分、後藤に代えてMF木龍七瀬がピッチに送り込まれた。

 その後もチャンスを作り続けたなでしこは前半36分、左サイドから木龍が上げたクロスがファーに流れると、待っていた大儀見がダイレクトボレーで狙う。後半に入っても相変わらずボールを支配すると、10分、宮間のパスで左サイドの深い位置に侵入した上野が折り返し、木龍が押し込む。これは惜しくもオフサイドとなり取り消されたが、ほぼナイジェリアにサッカーをさせないまま、試合を進めた。

 交代枠も使いながら試合を進めたなでしこは、後半15分に大野に代えてFW菅澤優衣香、同30分に阪口に代えてMF川村優理、同36分には大儀見を下げてFW田中美南、同40分には上野に代えて初キャップとなるDF薊理絵をピッチに送り込んだ。アディショナルタイムには川澄に代えてMF中出ひかりを出場させた。中出も代表初出場となった。

 最後まで集中を切らさなかったなでしこはこのまま2-0で逃げ切り、2戦連続の完封勝利を飾った。若手とベテランの融合も図りながら、なでしこは13年ラストマッチを白星で飾った。

(取材・文 児玉幸洋)

TOP