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初の欧州遠征でチェルシーDFに完敗の柿谷「力不足です」

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[10.11 国際親善試合 セルビア2-0日本 ノビサド]

 7月の東アジア杯で鮮烈な代表デビューを果たし、今や代表定着どころかレギュラー格となっているFW柿谷曜一朗(C大阪)はセルビア戦でも1トップで先発出場。2列目とのコンビネーションや裏に抜ける動きで得点に絡もうとしたが、大柄なセルビアDFのマークはやはり厳しかったようで、わずかシュート1本に終わった。

「2連勝したかったので今日は絶対に勝ちたかった。守備陣が前半しっかり守ってくれたので、攻撃陣が決めていればと思う。自分のプレーがまったくできなかったわけではないけど、やはりゴールという形で結果にこだわりたかった。後ろの選手には迷惑をかけてしまった」

 身長188cmのDFブラニスラフ・イバノビッチ(チェルシー)のマークを受け、ボールキープに苦労する様子が見て取れた。試合前は「JリーグでもマークされるDFは自分より大きい選手ばかりなので一緒」と話していたが、やはりそれ以上の難しさがあったはず。「個人としては何もしていない。力不足」と現状を素直に受け入れる。

 ただ、ここで引き下がるわけにはいかない。次のベラルーシ戦はすぐやってくる。「次も出してもらえたらチャンスを生かしたい」。淡々とした口調の中に闘志を燃やしていた。

(取材・文 矢内由美子)

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