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2戦連発のMF本田「2試合とも自分たちのサッカーをやれた」

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[11.19 国際親善試合 日本3-2ベルギー ブリュッセル]

 有言実行の一撃だった。「日本をなめているやつらを、一人ひとりぶっつぶすだけ」。オランダとの試合を2-2で引き分けた翌日の練習後に、日本代表MF本田圭佑は、そう豪語した。19日に行われたベルギー戦では1-1で迎えた後半8分にMF遠藤保仁からのパスを受けると、ボールを巧みにコントロール。そこから『右足』でのシュートをゴールに叩き込んだ。さらにMF岡崎慎司も追加点を挙げた日本は、ホームの大歓声に押されて反撃に出るベルギーに1点を返されたものの3-2で逃げ切り、欧州遠征を1勝1分で終えた。

 強豪ベルギーを相手に勝利という結果が出たことについて問われた本田は、結果と内容の両面での収穫を話す。

「結果も、うれしいですが、内容が2試合とも自分たちのサッカーをやれたと言いますか。いいところがいくつか出たので。それが非常に次につながる収穫だったかなと思います」

 本田が「いいところ」と語った、一つの形が自身のゴールシーンだろう。連動したパス回しから挙げたゴールについて、本田は「良いところが出ましたね」と話しつつも、「ただ、課題も出たので、それを無視することはできないので。何が良かったか、何が悪かったかは、冷静に分析したい」と、冷静に振り返る。

 さらに、この欧州2連戦でどんな手応えをつかめたかと問われると、「アウェーで試合をやる重要性っていうのは、以前から常々言ってきたので。この緊張感の中で2失点目というような反省点もありますが、その中で3失点目を許さないというギリギリのサッカーができたことは、僕らにとって良い経験になったと思います」と話した。

 そして、来年に控えるW杯に向けて「やれることをやるだけですよね。しっかり、自分たちが所属クラブに戻って、チームとしての、そして個人としての課題に取り組むことだけだと思います」と、さらなる成長を誓った。

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