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同点アシストの酒井宏、内田には「まだまだ追いついてない」

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[11.19 国際親善試合 日本3-2ベルギー ブリュッセル]

 屈強なベルギー攻撃陣に対してもフィジカルで負けることなく、身体能力の高さを発揮した。0-1の前半37分に右クロスからFW柿谷曜一朗の同点ゴールをアシストしたDF酒井宏樹(ハノーファー)は1対1の対応、空中戦の競り合いでも持ち味を見せた。

 16日のオランダ戦(2-2)から先発6人が入れ替わり、右SBもDF内田篤人から酒井宏に代わった。6月22日のコンフェデレーションズ杯・メキシコ戦以来の先発。「代表チームはだれが出てもクオリティーを保ちたいとみんな思っているし、チームとして2試合、結果が出たのはよかった」。4人中、3人が代わった最終ライン。内田、DF今野泰幸、DF長友佑都という“レギュラー”抜きでも戦えることを個人のプレーはもちろん、チームの結果としても証明したかった。

 それでもポジション争いという面で内田には「まだまだ追いついてない」と話す酒井宏。「対人は付いていけたけど、組織的な守備はまだまだ上げていかないといけない。対人では強さを見せた? 今のところそれぐらいしか長所を出せていない。もっともっと代表のプラスになれるようにしていきたい」。謙虚に、かつ貪欲に話した右SBは「チームで頑張るしかない。(ハノーファーで)試合には出られているので、あとは質を上げていきたい」と、クラブでのさらなるレベルアップを誓った。

(取材・文 西山紘平)

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