「Youth star voice」特別編。第191回

　ナイキジャパンは22日、世界で戦える若きフットボールプレーヤーを探す世界規模のスカウトプロジェクト「THE CHANCE」のジャパンファイナル2日目を行い、初日の1次選考を突破した26名が参加。午前中に7対7などを行った後、午後には埼玉スタジアム2002でファイナルマッチを実施し、国内スカウトを統括する風間八宏川崎フロンターレ監督と内藤清志筑波大ヘッドコーチ、小林大輔筑波大コーチの各選考委員からの評価を勝ち取ったFW木下稜介(滝川二高)とDF冨澤右京(桐蔭学園高)、MF山之内優貴(鹿児島実高)の3選手が、8月19日から26日までスペイン・バルセロナで開催される「グローバル・ファイナル」進出を決めた。

以下、MF山之内優貴(鹿児島実高)のジャパンファイナル終了後のコメント
―今の気持ちは
「嬉しいです」

―自分のプレーが出せた?
「きょうは昨日に比べると、自分のプレーが出せたと思います」

―どんなことを意識した?
「昨日はボールを受ける回数が少なかったので、とにかくボールに触る回数を増やすことを意識していました」

―他人に負けない自分の武器とは
「どんどんボール受けて決定的な仕事をしたり、リズムをつくったりするパスです」

―逆に足りない部分は
「フィジカルとかスピード。しっかりと練習をしてきたいと思います」

―サッカーを始めたきっかけは?
「小学校2年のときに、小学校の(クラブの)会長さんにボールを蹴ってたら誘われて、そこから入りました。中学は鹿児島のアミーゴス鹿児島です」

―自分はどんな性格をしていると思う?
「向上心があります」

―サッカーを通じて実現したい夢は?
「プロになることが目標ではなくて、プロで活躍することが目標。最終的には日本を代表する選手になりたいです」

―憧れの選手は
「バルセロナのセスク・ファブレガスとイニエスタです。決定的な仕事が出来ることと、90分間常にボールを触って常に動いているところが凄いと思います」

―日々の練習で心がけていることは?
「毎日自分に課題を与えて、それを練習で意識して、反省もしています」

―グローバルファイナルへ向けての意気込みを
「今回入れなかった人もいるのでその人たちのためにも、あと自分のためにも、16人にまず選ばれるように頑張りたいです」

―ポジションはどこが得意
「トップ下です。(普段は)トップ下かボランチです」

―海外の選手と試合した経験は?
「サニックス杯で韓国の選手やイングランドの選手とやったことはあります。(印象は)足が長くて懐に入ってくる。どんどんはたいてどんどん動いていけば、大丈夫だと思います」

―きょう、一番評価されたと思うところは
「結果を出したことだと思います」

―名前を呼ばれたのは最後だったけれど、自信はあった?
「ドキドキしました。(自信は)半分半分でした。最後らへんで足が攣って動けなかったので、(マイナス材料として)自分的には引っかかりました」

―初めてのやる人とプレーする難しさは?
「1日目は難しさを感じました。2日目はコミュニケーションを取って上手く入ることができました」

―日本代表としてグローバルファイナルに臨む
「あまりプレッシャーはないですけれど、やるだけのことをやって、悔いの残らないようにしたいです」

(取材・文　吉田太郎)