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2年目MF吉田眞紀人の初ゴールで名古屋が先勝!!"FW"闘莉王はアシスト記録

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[7.25 ナ杯準々決勝 清水0-1名古屋 アウスタ]

 ナビスコ杯は25日、決勝トーナメント準々決勝第1戦を行った。アウトソーシングスタジアム日本平では清水エスパルス名古屋グランパスの一戦が行われ、1-0で名古屋が勝利した。ケネディ、永井謙佑ら主力FWを欠く名古屋はFWで田中マルクス闘莉王を起用。決勝点はその闘莉王のポストプレーから2年目MF吉田眞紀人がプロ初ゴールを突き刺した。第2戦は8月8日に瑞穂陸上競技場で行われる。

 気温27度、湿度87%。選手たちからは滝のような汗が流れる中、激しいゲームが行われた。前半からどちらかというと清水ペースで試合は進んだ。17歳MF石毛秀樹が左サイドから切り込んでシュートを放つなど、積極的にゴールを目指した。だがスコアを動かすことが出来ない。名古屋注目の"FW"闘莉王も前半9分にチームファーストシュートを放ったものの、それほど存在感を示すことは出来ず、前半を0-0で折り返した。

 後半もチャンスを作ったのは清水だった。後半から投入されたFWジミー・フランサやMF小林大悟が続けざまに惜しいシュートを放つと、後半22分にもDF李記帝がゴールをかすめるようなミドルシュートを放つなど、名古屋ゴールにせまり続けた。

 しかし試合を動かしたのはワンチャンスをものにした名古屋だった。後半13分にFW小川佳純に代わって投入された吉田が同32分、ゴール前で闘莉王からのリターンパスを受けると左足一閃。弾丸シュートが清水ゴールに突き刺さり、名古屋が貴重なアウェーゴールを手にする。この1点を守り抜いた名古屋がアウェーで先勝した。

 プロ初ゴールを決めた吉田は流通経大柏高出身で高校選手権でも活躍した2年目MF。ルーキーイヤーの昨季からリーグ戦やACLに出場、オフにはスペインのR・ソシエダで短期留学を行うなど期待のMFだ。だが今季は出場機会に恵まれず、ACL1試合の出場にとどまっていた。

「公式戦のメンバーになかなか入れなかったので、こういうチャンスを貰った時思いっきりやってやろうと思っていた。(ゴールを決めた瞬間は)無我夢中だったので、頭が真っ白になりました」

 試合後の興奮気味に振り返った吉田だが、「自分が決めて勝つ試合は、気持ちがいいものだなと思いました」と笑顔も見せていた。


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