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後半3発!横浜FMがA組首位攻防戦制す!

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[5.15 ナビスコ杯第6節 横浜FM3-0磐田 ニッパ球]

 ナビスコ杯グループリーグA組の首位攻防戦、2位・横浜F・マリノス対首位のジュビロ磐田戦はホームの横浜FMが3-0で快勝。首位へ浮上した。

 試合開始前、ベンチ入り禁止処分の樋口靖洋監督に代わって指揮を執った小林慎二ヘッドコーチから「90分間全力を尽くして、最後まで走りきってくれ」とメッセージを受けていた。その横浜FMが後半の3発で磐田に勝利。J開幕から20周年の記念日に勝ち点3を獲得した。

 横浜FMは0-0の後半17分、自陣中央から大きく左サイドへ展開すると、ドリブルで仕掛けたMF齋藤学がPAまで持ち込んでヒールパス。これをサポートしたMF中町公祐が左足でクロスを入れると、ファーサイドのFWマルキーニョスが頭でゴール左隅へねじ込んだ。距離の長いヘディングシュートではあったがエースには十分に射程圏内。バックステップから打点の高いヘッドで奪った先制点で試合は横浜FMへ傾く。

 横浜FMはさらに32分、PA手前で交代出場のFW藤田祥史からのパスを受けた齋藤が目の前のDFを外して右足シュートを叩きこむ。直後の33分には、前線から強烈なプレッシャーをかけた藤田が、相手DFからインターセプト。入れ替わるようにスペースへ飛び出したMF中村俊輔がGKとの1対1を左足で制して3-0とした。

 前半、横浜FMはポゼッションで上回りながらも得点を奪うことができない展開だった。左CKから中町がヘディングシュートを放ち、マルキーニョスやDFドゥトラがミドルシュートへ持ち込むも相手ゴールを脅かすことができない。それでも、前半3分にDFのミスから磐田FW山崎亮平にPAまで独走されながらもGK榎本哲也のビッグセーブで先制点を阻止。43分にも山崎とのワンツーからMF山田大記に決定的な左足シュートを放たれたが、これも榎本の好守で阻むなど得点を許さなかった。

 齋藤も「我慢していた結果が後半の3点に結びついたんじゃないかなと思います」と振り返っていたが、献身的なプレスバックから中盤で数的優位をつくり続けるなど自分たちのスタイルを最後まで貫いて勝利をおさめた。

 後半前への勢いを増した磐田を無得点に封じて快勝。齋藤は「(グループリーグで敗退した)昨年の悔しさを今年にぶつけていると思う。ナビスコのタイトルというものは本当に大事なものだと思うので、予選突破できるように、あと1試合全力で頑張ります」。残り1試合、引き分け以上で自力での決勝トーナメント進出が決定。横浜FMは優位な状況で最終節・清水戦を迎える。 


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