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[天皇杯]名古屋vs岐阜 試合後の監督・選手コメント

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[12.13 天皇杯準々決勝 名古屋3-0岐阜 瑞穂陸]

 第89回天皇杯全日本サッカートーナメントは13日、名古屋市の瑞穂陸上競技場で準々決勝第2日の1試合を行い、名古屋グランパスFC岐阜に3-0で勝利。優勝した第79回大会以来となる準決勝進出を果たした。名古屋は29日の準決勝(エコパ)で清水と対戦する。
以下、試合後の監督・選手コメント

<名古屋>
ストイコビッチ監督
「私は(監督になって、トーナメントの)ベスト4までしか経験していないので、決勝にいきたい。清水を叩いて、我々のスタイルを出し切りたい。次の試合まで時間があるので、十分にトレーニングをして、もちろん十分に休んで、マギヌンは出場停止で出れないが、他はすべての選手が戻ってくるので、戦術などをしっかりとやっていきたい」

●FWケネディ
「ハットトリックは長い間やっていない。(胸の辺に手をやって)このくらいの背のときかな(笑)。アマチュア時代からだと思う。先制点は、本当にいい時間帯で、完璧だった。阿部からここしかないと言う場所にボールが来たので、あわせるだけだった。私の仕事が出来たと思う。2点目は杉本から素晴らしいクロスがきた。清水はこの間、戦っている。1点を争う試合になるだろう。今、時間が経つにつれて、連携も熟成してきている。なので、終盤に点が取れてきていると思う。ただ、カップ戦は何が起こるかわからない。ニュルンベルク時代にドイツカップを取っているが、そのときは僕は怪我で試合に出ていないので、絶対に優勝したい」

●DF田中隼磨
「たくさんスペースがあったので、いい感じでプレーが出来た。4-3-3(システム)はだいぶ浸透してきたと思う。1人ひとりが何をやるべきかわかってきている。名古屋のスタイルは変わっていない。動き方を全体で把握して、動くことが出来た。まだまだな部分もあるので、そこを詰めていきたい」

●MF花井聖
「最近はCBとかでプレーしていていい経験が出来て、調子もだいぶ上がってきていたので、今日の試合に出場出来てよかったです。最初は細かいミスがありましたが、すぐに慣れました。相手のスペースが多かったので、もっと決定的なパスを出したかったです」


<岐阜>
●松永英機監督
「昨年の天皇杯でも、今年のプレシーズンマッチのときも、名古屋から点を取れなかったので、点を取りたかった。3点くらって、1点も取れなかったことは、来季のチームの課題になると思う。3年間チームを指揮してきましたが、JFLから昨年のJ元年、今年と、仕事のやりがいを感じながら、スタッフやサポーターと一緒にここまでやってこれた。今西GMを始め、このクラブは一体感があった。その中で仕事が出来て、本当に良かった。今日は勝ちたかった。選手たちには申し訳ないことをした。私はこの試合を区切りに終わります。このチームは、私自身、いいチームだったという手ごたえを感じています。J1チームと対戦すると、やはりいい経験になる。J2の環境に甘えることなく、もっともっと上を目指して欲しい」

●MF橋本卓
「ある程度、僕たちのサッカーが出来た。失点時間が悪くて、決定力の差が出た。守から攻に切り替えるとき、それを生かしたショートカウンターは、ある程度決定機を作ることが出来た。しかし、ある程度はボールを運べたのですが、危ない場面でしっかりと抑える力が、相手の方が一枚も二枚も上手でした。今年はチームとしてよくなっていくのが実感できていたので、もっと伸ばして行きたい。基本的にやるサッカーは変わらないと思うので、後は僕らが積み上げていかなければならない」

●DF田中秀人
「前半はそこまで悪くなかったけど、一番防ぎたかった終盤での失点は、本当に悔やまれる。ゴール前での勝負では完敗でした。ペナルティエリア内に入れさせないまでは良かったけど、失点はクロスをフリーで上げさせてしまった。中でもフリーでやられてしまった。そこが相手のうまさであり、ウチの質の低さが露呈したのだと思う。ケネディにゴール前に仕事をさせてしまったこと。そこに尽きると思う。体を預けることが出来なかった。相手は隙があれば、どんどん突いてくる。本当に勉強になった」

●FW佐藤洸一
「プレシーズンマッチのときに比べたら、内容は全然違うので、やってきたことは間違いではなかった。しかし、今日は点が取れなかった。そこは悔やまれます。今季はある程度活躍は出来ましたが、来季は監督も変わるので、1からしっかりとやっていきたい」

●MF菅和範
「結果として僕らがゼロ、相手が3。これが本当の力だと思う。僕らももちろん力を出し惜しみしていない。悔しいけれど、この結果を受け止めてやっていかないといけない。このチームは本当にいいチームでした。差は決定力。来季はそこを向上させていきたい」

(取材・文 安藤隆人)

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