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[高校MOM132]広島ユースMF宮本徹(3年)_左サイド躍動1G1A

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[高校サッカー マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.23 Jユースカップ準決勝 広島ユース 2-0 磐田ユース 長居]

 サイドバックにサイドハーフ、時にはFW。サンフレッチェ広島ユースMF宮本徹(3年)はサイドからの突破と労を惜しまない運動量と勤勉さで、広島の流動的なサッカーを支えるキーマンだ。

 この試合は宮本の活躍なくしては語れなかった。左サイドハーフに位置した彼は、立ち上がりから何度もアップダウンを続け、左サイドを活性化。38分の先制弾は、右サイドの巧みなパスワークが展開されている間に、広大なスペースが出来た左サイドを一気に駆け上がり、ボールを受けると迷うことなくPA内まで切れ込んで、深く鋭い切り返しでDF1人を交わして、冷静に決めて見せた。

 後半31分の試合を決定付ける2点目も、左サイドでMF大崎淳矢がボールをもらった瞬間に、猛然と縦に走りこみ、その勢いのままに左サイドを突破。ボールサイドによって、フリーになったファーサイドを見逃さず、自慢の左足からピンポイントクロスを供給した。ゴールシーン以外にも90分間絶え間なく左サイドで躍動した宮本は、「最後に倒れこむくらいまで熱い戦いをする」と言う森山佳郎監督が掲げる『熱いサッカー』を体現し続けた。

(FBN)

特設:Jユースカップ2009

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