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[高校MOM196]幕張総合高FW森田陽彦(2年)_“3点分の働き”

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[高校サッカー マン・オブ・ザ・マッチ]
[1.31 プリンスリーグ関東2部参入戦千葉県代表決定戦準決勝 幕張総合 2-1 船橋北]

「今日のあいつ、3点分の働きを見せているよ」。試合中、グラウンドの外にいた部員たちはそう話していた。それくらいこの試合の幕張総合高FW森田陽彦(2年)は光っていて、重要な働きを見せていた。

 23分には劣勢気味だったチームを救うゴールを叩き込むと、30分には左から見事な突破を見せ、決勝弾となる2点目を決めた。エースナンバーの10を背負い、前線で豊富な運動量を活かして走り回ると、タイミングを見計らって一気に裏へ飛び出していくという、相手にとっては非常に捕まえづらいプレーをする。さらに積極的にディフェンスに参加し、まさに献身的なプレーでチームの攻守を支えている。

 2-0とリードを奪った後、彼は守備面で大きく貢献。すると37分、“3点分の働き”の3点目を表すプレーを披露する。船橋北の左FKに対し、森田はゴール前でディフェンスの一員として待ち構える。そして相手のキックが放たれた瞬間、彼はゴールライン上にポジションを移すと、相手DFのドンピシャヘッドをゴールライン上で必死のジャンプで頭に当てる。ボールはそのままクロスバーを叩き、外へはじき出されていった。相手の同点ゴールを阻むスーパークリアが、幕張総合の勝利を決定付けた。
 “3点分の働き”を見せたエースストライカーは、次も強豪・柏U-18を相手に、それに近い活躍を見せてくれるはずだ。

(取材・文 安藤隆人)

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