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[高校MOM210]作陽MF高瀬龍舞(1年)_プロ注目の攻守の要

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[高校サッカー マン・オブ・ザ・マッチ]
[2.28 ジャパンユースユーパーリーグ 作陽 1-0 星稜 御殿場・時之栖G]

 166cmと小柄ながら、その太い足首、太い首が物語るように、屈強なフィジカルを持つ。スリッピーなピッチにおいても、作陽MF高瀬龍舞(1年)は低い重心から、馬力あるドリブルと、両足から正確な長短のパスを繰り出し、チームの攻撃をリードし続けた。

 星稜も時折、ドリブラーのMF木村佑太を軸に鋭いカウンターを見せようとするが、すっと彼が寄ってきて、高いボール奪取能力とフィジカルで相手のチャンスの芽をつぶすと、すぐに攻撃の起点となるパスを繰り出し、ゲームメイクする。昨年は1年生ながら、チームの中軸としてプレー。野村雅之監督も「彼の潜在能力は非常に高い。だからこそ、使い続けることで成長してくれれば」と入学当時に評したように、大きな期待を寄せている。まだ下級生ながら、攻守の要としての役割を期待されており、高瀬にとっては責任というプレッシャーが加わる1年となる。
 「彼にはそれくらいやってもらわないと困るよね」と野村監督が語ったように、そうした周囲の期待は、決して過大評価によるものではなく、それ相応の実力を持っているのは事実。それだけに、彼の今後に大きな期待を寄せたい。

(取材・文 安藤隆人)
※写真は全国選手権より

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