beacon

[高校MOM211]磐田ユースMF和久田章太(2年)_「23」背負う柱に

このエントリーをはてなブックマークに追加

[高校サッカー マン・オブ・ザ・マッチ]
[3.7 静岡県ヤングサッカーフェスティバルU-18の部_1 清水ユース 0-0 磐田ユース 草薙]

 全日本ユース(U-18)選手権で決勝進出し、Jユースカップでもベスト4へ進出、プリンスリーグ(U-18)東海で優勝するなど昨年のジュビロ磐田ユースは全国レベルの力を十分に備えたチームだった。新チームの主将を務めるのはU-15、U-16日本代表の常連だったMF和久田章太だ。

 本職は中盤の底の位置から好パスを繰り出すボランチ。ただ、昨年は期待されながらもレギュラーを獲得することができず、決勝へ進出した全日本ユース選手権もわずかな出場しかできなかった。本人は全国を経験できたことを前向きに捉えていたが、注目されながら出場機会を得られなかった日々に悔しい思いがあったのは間違いない。

 ただ、今シーズンは前主将・MF上村岬らが卒業し中盤のメンバーが入れ替わった今シーズンはチームの柱としてピッチを存分に駆け回ることができそうだ。この日は1トップに構えるFW柳生要造の下にMF鈴木凱士と並んで先発フル出場。豊富な運動量により、ディフェンスラインから前線までピッチの至るところへ顔を出していく姿が印象的だった。今シーズン、自身がチームの中核を担うことは本人も理解。「点を取ること。もっとシュートに絡んでいきたい」と意気込んでいた。
 
 背番号23はこだわりの番号。3年前の日本クラブユース選手権準決勝で広島ユースゴールに4発を叩き込み、トップ昇格し年代別の日本代表にも選出されているMF山本康裕がユース時代、そしてトップチームへ上がった現在もつけている番号だ。「(山本)康裕クンは身近な存在でよく見ていた。目標です」。大事な場面でゴールを連発した先輩のように、チームを勝利へ導く存在となる。

(取材・文 吉田太郎)

TOP