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[高校MOM212]鹿島学園MF西谷和希(新2年)_10番は“全国レベル”のドリブラー

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[高校サッカー マン・オブ・ザ・マッチ]
[3.20 イギョラ杯予選リーグC組 F東京U-18 0-0(PK4-5) 鹿島学園高 東京ガス武蔵野苑G]

 新生・鹿島学園高の10番はチームメイトが「全国へ出てもアイツは通用する」「相手にしたらイヤ」と評価する実力派ドリブラーだ。この日、鹿島学園の左MFとして出場したMF西谷和希(新2年)は圧倒的なキープ力でF東京U-18守備陣を翻弄。特に後半はドリブルで仕掛ける度に相手DFをかわし、チームで最も怖い存在となっていた。

 決定的な仕事をする新2年生のアタッカーはジェフユナイテッド宇都宮出身。昨年は1年生ながら選手権茨城県予選で決勝ゴールを決める活躍もしている。「人間は横への重心移動が難しいが、彼の場合はコア(軸)が安定しているから横の動きにも強い。DFは取りたくても、(西谷の動きがブレないために)近づけないだろうし、寄せたら逆にさばかれてチャンスを広げられてしまう怖さがあると思う」と鈴木雅人監督。ただし、ゴールからやや離れた位置では抜群の存在感を放ったものの、一方で決定機につながる動きはわずか。どんな相手でも得点に絡む動きが出来るか。決定的な仕事を毎試合するようになれば、全国復帰を目指す鹿島学園にとって大きな武器となりそうだ。

(取材・文 吉田太郎)

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