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[高校MOM213]流通経済大柏FW宮本拓弥(新2年)_“重量FW”本領発揮へ

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[高校サッカー マン・オブ・ザ・マッチ]
[3.20 イギョラ杯予選リーグC組 青森山田高 1-2 流通経済大柏高 東京ガス武蔵野苑G]

 期待のストライカーが復調してきている。流通経済大柏高の新2年生FW宮本拓弥は180cm超の高さと重量感溢れる体躯を活かした力強い突破と左足シュート、そしてチャンスメーク能力も魅力の大型FWだ。

 宮本は昨秋の選手権予選時点で本田裕一郎監督から高い評価と大きな期待を得ていたが、新チームのスタート後に第5中足骨骨折のケガを負い離脱。1月の新人戦千葉県大会でチームは優勝したが、そこでは貢献することが出来なかった。

 ただ次の公式戦であるプリンスリーグ関東1部開幕を3週間後に控え、状態は上向きのようだ。この日は、懐の深いドリブルにより独力でボールをゴール前まで運んだ上に、PA周辺では、強豪・青森山田の屈強なDF陣のプレッシャーにも怯まず強引にシュートまで持ち込んでいた。
 タレント軍団・流通経済大柏の中でも特に「ポテンシャルが高い」と評されるストライカー。昨年は全日本ユース選手権3試合に出場したが、存在を示せたかというと不十分だった。ナショナルトレセン合宿と重なった選手権予選は準決勝・八千代戦で個人技から力強いシュートを放ったものの、わずかな可能性を披露しただけで無得点で敗退。それだけに高校2年目の今年、本領発揮となるか注目が集まる。

(取材・文 吉田太郎)

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