beacon

[高校MOM217]岐阜工FW内木健智(新3年)_「攻撃の岐阜工」の看板エース

このエントリーをはてなブックマークに追加

[高校サッカー マン・オブ・ザ・マッチ]
[3.21 大垣市長杯 岐阜工高 2-0 広島皆実高]

 岐阜工高の清本勝政監督に今年のチームについて聞くたびに、「2トップはいいよ」と説明されていた。この日も「2トップを見といてね」と言われていた。それほど、岐阜工の2トップはチームの核となっている。

 そしてこの試合、指揮官の期待に見事に応える活躍を見せた。今年のエースストライカーのFW内木健智(新3年)は、自慢のスピード溢れるドリブルを駆使し、2ゴール。昨年はシャドーストライカーとして、2列目から果敢な裏への飛び出しが光ったが、今年はそこに力強さが加わった。前線で身体を張るだけでなく、相手に囲まれてもバランスを崩すことなく、ボールをグイグイ前に運んでいく強引さが目立つようになった。

 これは内木の中での意識変化がもたらしたものだった。「フィジカルを鍛えたい」と選手権後は筋トレに打ち込み、バランスある肉体を作り上げようとしている。その成果がこの試合で如実に出ていた。2年生FW辻詠允とのコンビネーションも向上の一途をたどっており、昨年の「守備の岐阜工」から一転した「攻撃の岐阜工」の看板として、チームを牽引していくだろう。

(取材・文 安藤隆人)

TOP