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[高校MOM218]流通経済大柏FW田宮諒_“巨大戦力”の前線で存在示す2発

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[高校サッカー マン・オブ・ザ・マッチ]
[3.22 イギョラ杯3位決定戦 流通経済大柏高 2-1 東京朝鮮高 西が丘]

 1月の千葉県新人大会決勝で決勝ゴールを決めている流通経済大柏FW田宮諒が2発でチームを勝利へと導いた。前半9分にPKを決めると、後半15分にはMF中村慶太の右クロスをドンピシャヘッドでゴールへと沈めた。

 相手のボランチを消す献身的な守備や周囲の選手を動かす声も光ったが、持ち味はやはり攻撃力。本田裕一郎監督は「瞬発力はいいものがあるし、ボールを止めて振り抜くシュートは威力がある」と説明する。ただ、より求められているのはゴール前の厳しいプレッシャーのある中、1タッチでゴールを破る迫力のあるプレーだ。

 絶対的なエースを置くのではなく、どこからでも点を取るスタイルを目指す流経大柏。ハイレベルなレギュラー争いをする選手たち20人以上を擁するが、前線は激戦区のひとつ。その中で、田宮はこの試合ではゴールという結果をFW陣の中で唯一残し、アピールした。

(取材・文 吉田太郎)

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