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[C☆voice_5]流通経済大DF比嘉祐介「先輩たちを引っ張る気持ちで」

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 大学サッカー界の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「College star voice」。第5回は全日本大学選抜やU-20日本代表にも名を連ねる流通経済大DF比嘉祐介(3年=流通経済大柏高)選手だ。高校時代は流通経済大柏高で全日本ユース選手権と高校選手権で日本一を獲得し、全国一とも言える選手層の流通経済大でも下級生からレギュラーを担ってきた攻撃的サイドバック。攻撃精神旺盛で最終ラインから相手ゴールを攻め落とす注目DFの10年とは? 

―まずは関東大学リーグ開幕戦勝利(対拓殖大、5-0)。ミスから危ない場面もあったが
「(3-0の場面での自陣でのミスだったが)本当、自分は集中力がない。パスミスが失点につながらなくて良かった。それでも(自陣から長い距離を駆け上がってのループシュートで)ゴールを決めて自分の特徴も出せたので。終わり方はよかったです」

―きょうは本来の左サイドバックでなくセンターバックでの出場だったけど。
「(左右の両サイドバックとセンターバック)どちらもできるようにと思っているけど、得意なのは左のサイドですね。ただ、センターからでもゴールは狙っていました。(センターバックだと)前線へ上がるのは1試合3回くらい。サイドバックに比べるとあまり疲れないからいくときは思い切って(笑)。ただ、(リスクを背負って)上がったときには決定機やシュート、ゴールに絡むプレーをと考えていた」

―高校選手権優勝時にも高い評価を得ていたが、大学進学を選んだ
「選手権で優勝したけど、自分は普通の選手だったので大学で成長したいと。(流経大は高校時代から練習試合をして近くで見ていたが)レベルが高いのは分かっていました。最初はJFLのチームで経験を積んで、4年でトップで出られればいいかなと。(2年でレギュラー定着は)思っていたよりも全然早かった。ただ満足はしていない。まだまだ自分のレベルを上げられると思っている」

―継続的に年代別代表にも入っている
「代表は入れるならば、やっぱり選ばれたい。アピールしてその都度選ばれるようにしたい」

―比嘉選手の考えている、現在の自分のウリは?
「1対1の強さの部分では、どの相手とも戦えると思う。判断の部分はまだ。これからも自分で足りないところを見つけて練習して上手くなれるようにしたい」

―今シーズン、チームは関東3連覇がかかっているが目標を
「(山村や増田ら)自分たちの年代は昨年から試合に出ている。頑張って先輩たちを引っ張るくらいの気持ちでやる。3連覇がかかっているので、それを目指したい」(取材日:4月10日)

(取材・文 吉田太郎)

連載:
「College star voice」

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