beacon

[高校MOM226]青森山田高MF差波優人(2年)_“椎名の後継者”

このエントリーをはてなブックマークに追加

[高校サッカー マン・オブ・ザ・マッチ]
[4.24 JFAプリンスリーグ東北1部第3節 青森山田高 13-0 秋田商高 青森山田G]

 昨年のチームの主将であるMF椎名伸志(現流通経済大)が背負っていた、青森山田高(青森)の7番のユニフォームを受け継いだ2年生ボランチMF差波優人は、U-19日本代表候補MF柴崎岳の相棒として急成長を見せている。パスで攻撃の起点になるだけでなく、豊富な運動量を誇り、守備面でも大きく貢献している。

 差波の成長はチームにとって、必要な要素であった。柴崎の攻撃力を生かすためには、柴崎を寄り高い位置でプレーさせないといけない。そのためにはボランチを組む相棒の攻守にわたる貢献が必要となってくる。新チーム立ち上げからその立場を与えられた彼は、実戦をこなすごとに成長し、柴崎とのコンビもスムーズで、今年のチームとの核となりつつある。

 この試合でも豊富な運動量と寄せの速さで、秋田商のキーマンであるトップ下の齋藤純平の自由を奪い、正確なパスで起点にもなり、柴崎の攻撃力を引き出した。自らも果敢にバイタルエリアに顔を出して、2ゴールを挙げ、記録的大勝に大きく貢献した。
「彼がもっと伸びてくれば面白い」(黒田剛監督)。差波はまだまだ成長途中。ただ背番号7は、チームの期待の現れだ。

(取材・文 安藤隆人)

特設:プリンスリーグ(U-18)2010
[高校サッカー]

TOP