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[高校MOM228]千葉U-18MF佐藤祥(2年)_危険かき消した“掃除人”

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[高校サッカー マン・オブ・ザ・マッチ]
[4.25 JFAプリンスリーグ関東1部第3節 千葉U-18 1-0 東京Vユース 流通経済大柏高G]

 交代選手も含めてピッチに立った選手それぞれが勝利への意欲と闘争心を見せ続けたこの日のジェフユナイテッド千葉U-18(千葉)。特に中盤の底の位置から前後左右へと動き回り、危険を何度もかき消していた2年生MF佐藤祥のプレーが印象的だった。

 相手のサイドプレーヤーへ入るボールに真っ先に反応し、相手に呼吸させることなくセンターバックにプレッシャーをかける場面もあった。板倉直紀主将、井出遥也らとともに執念深く相手ボールに絡み続けた。そして高いボール奪取能力を発揮。この日の強豪撃破達成に欠かすことのできないひとりだった。

 最後はやや足を引きずりながらのプレーだったが勝利に大きく貢献。大木誠監督が「先週は退場者が出たことで途中からセンターバックを務めたけど、やりきることができた。何でもできる分、器用貧乏になりがちだったけど、変わってきている。公式戦の厳しい環境のなかでこれからどう変わるか楽しみ」と期待したMFはこの日の勝利を自信に中盤、チームを引っ張る選手への成長を目指す。

(取材・文 吉田太郎)

特設:プリンスリーグ(U-18)2010
[高校サッカー]

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