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[高校MOM87]暁星FW平戸奨眞(3年)_後半45分の同点弾

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[高校サッカー マン・オブ・ザ・マッチ]
[10.18 全国高校サッカー選手権東京A大会準々決勝 都・駒場 1-1(PK3-4) 暁星 駒沢第2]

 敗戦寸前のチームを救ったのは183cmの長身FWだった。1点ビハインドで迎えた後半ロスタイム、左CKのこぼれ球を拾ったFW平戸奨眞(3年)が右サイドから渾身の同点弾をねじ込む。飛び出してきたGKにシュートコースを消されながらも気迫で決めた値千金の一撃。チームを救った男は歓喜の雄たけびを上げて“奇跡”の瞬間を喜んだ。

 平戸は前半8分にクロスバーを叩くバイスクルシュートを放ったほか、ダイナミックな動きでサイドを突くなど前線をリード。1点を追う後半の終盤はPAへ送り込まれるロングボールに懸命に競り続けた。

 林義規監督は「FWに絶対の存在がいない。他にいないから(起用している)」と試合後も厳しかったが、指揮官に自らを認めさせるゴール。次戦も“ここぞのゴールを決めて「ここまで来たらどこも力は変わらない」(林監督)という混戦の戦いを勝ち抜く力となる。

(取材・文 吉田太郎)

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