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[高校MOM95]東京学館MF磯山勇太(3年)_可能性秘める高速ドリブラー

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[高校サッカー マン・オブ・ザ・マッチ]
[10.31 第88回全国高校サッカー選手権千葉県大会 東京学館 3-1 東海大望洋 東総運動場]

 東京学館・平迫宣之監督が「ものすごいポテンシャルを持っている」と才能を絶賛するMF磯山勇太(3年)がその圧倒的なスピードで8強進出の立役者となった。
 磯山は前半8分、50m走5秒9の快足を生かした左サイドからの折り返しで先制点をお膳立てすると、19分には、スピードに乗ったドリブルからチーム2点目をゲット。後半にはゴールライン際で相手をかわしてゴールへ迫るなど、段違いのスピードで相手DFを翻弄した。
 
 「性格は控えめ」。それが影響してか、これまでは試合でなかなか自分を発揮することができなかった。2次予選の市立柏戦では局面で仕掛けることができずにバックパスを選択するなど、期待に応えられなかった。だが現在は「自分がゴールに結びつくプレーをしなければいけない。積極的にやろうと思っている」と口にする。特にこの日はチームメイト数人がA型インフルエンザのために欠場。仲間のためにも、何としても勝たなければならない試合で快足MFはその能力を爆発させた。

 準々決勝は夏の県総体優勝の習志野。平迫監督は「習志野戦のキーマン」に磯山の名を挙げた。対して「絶対に勝ちたい」と誓う“左の矢”が準々決勝でも相手ゴールを強襲する。

(文 吉田太郎)

特設:高校サッカー選手権2009

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