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現役の意地!大黒が先制点

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[6.7 +1 FOOTBALL MATCH JAPAN STARS 2-2 WORLD STARS 日産ス]

 FW大黒将志(28)が現役の意地を見せ、ドリームマッチの口火を切った。前半32分、DF名良橋晃(36)の右クロスにDFと競り合いながらヘディングシュート。GKの頭上を越えたボールはゴール左隅へ吸い込まれた。
 「狙っていた?そうですね、やるからには」とニヤリ。JAPAN STARSのフィールド選手で唯一の現役選手。立ち上がりから運動量豊富にピッチを駆け、裏を狙う動きでチャンスを待った。「すごい楽しかったですね。ヒデさんとも一緒にできたし、最後は釜本さんも出てきたので」。後半37分からは釜本邦茂監督(64)と2トップを組んだ。年の差は倍以上。68年のメキシコ五輪で得点王に輝いた日本最高のストライカーと競演できたのも、親善試合ならではのサプライズだった。
 昨季まで所属したトリノからの退団が決定的で、その去就にも注目が集まっているが「それは代理人に任せている。今後どうするかも、行き先がどうなるかによっても変わってくる。それによっていつから練習を始めるかも決まるし」とコメント。「でも、このゲームがあったおかげで、コンディションも落ちずにすむし、次が決まったら、すぐに練習を再開する」と話していた。

(取材・文 西山紘平)

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