beacon

W杯メンバー23人決定!ポジション別分析(MF編)

このエントリーをはてなブックマークに追加
▽MF(8人)
中村俊輔(横浜FM)95/24
稲本潤一(川崎F)79/5
遠藤保仁(G大阪)91/8
中村憲剛(川崎F)45/5
松井大輔(グルノーブル)22/1
阿部勇樹(浦和)42/3
長谷部誠(ボルフスブルク)28/1
本田圭佑(CSKAモスクワ)12/4
※数字は国際Aマッチ出場数/得点数

[主な落選組]
小笠原満男(鹿島)
石川直宏(F東京)
小野伸二(清水)
香川真司(C大阪)
山瀬功治(横浜FM)
柏木陽介(浦和)
金崎夢生(名古屋)


 最激戦区とも言えたMF陣は8人が選出された。ボランチは、レギュラーである遠藤と長谷部、アンカーを置く3ボランチの場合に主力となる稲本、そして控えにセンターバックでもプレーできる阿部の4人。攻撃的MFは右の中村俊、トップ下の本田、左の松井がレギュラー候補で、これに中盤ならどこでもこなす中村憲が加わった。

 この8人は当初から有力と見られていたが、さらに別の選手を加える可能性はあった。特に石川は4月のセルビア戦で途中出場し、0-3の惨敗の中で唯一の光明となるアピールを見せていた。

 岡田武史監督もかつて石川について「中で生きる選手が多い日本人の中で、外で生きる数少ない選手。特に右サイドで起点をつくってクロスやパンチ力のあるシュートもある」「彼のサイドでのスピード、そしてシュート力には魅力を感じている。シュート練習では一番上手い」と高く評価していたが、この日は一転「大久保、松井がいれば、彼らもサイドでプレーできる。彼らがいないときのバリエーションとして考えていた」と指摘。スーパーサブとしての起用を考えれば、十分に戦力となるはずだが、指揮官の中で優先順位は低かったようだ。

 Jリーグでアピールしていた小笠原、小野、香川、柏木らも落選。これまでの実績やチームコンセプトの理解度などを重視し、現時点でのコンディションや勢いは一切除外した選考には不満も残った。

(取材・文 西山紘平)

▼関連リンク
W杯南アフリカ大会ページ

TOP