日本サッカー協会は10日、6月に開幕するW杯南アフリカ大会の日本代表メンバー23名を発表した。ヴィッセル神戸のFW大久保嘉人は神戸市役所で会見。日刊スポーツWeb版によると、メンバー発表の様子は自宅のテレビで家族と一緒に見ていたという。

　「最初、MFで名前がなかったし、FWでも3番目だったのでビックリした。聞いた瞬間はホッとしたというか、うれしかった」。1月の指宿合宿、2月の東アジア選手権ではMF登録で招集されていた。GKから順番に読み上げられたリスト。GK、DF、MFと来ても自分の名前が呼ばれなかったことに一瞬焦ったが、FWの3番目で滑り込んだ。

　「自分はこれからが本番。いい準備をしていきたい。前の選手なので、得点に絡むプレーをしていきたい」。自身初のW杯メンバー入りなら、神戸にとってもクラブ初のW杯メンバー選出。左ひざ痛、鼻骨骨折などアクシデント続きだった大久保だが、8日の磐田戦で決めた豪快なミドルシュートの勢いそのままに南アフリカに向かう。

(文　西山紘平)

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