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GK&守備陣の奮闘で02年チュニジア戦以来の無失点勝利

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Text alert@南ア・ブルームフォンテーン

 前半は危ないシーンがほとんどなかった。相手がパワープレーに出てきた後半も集中力抜群の守備でシュートを防いだ。GK川島永嗣を中心に、田中マルクス闘莉王中澤佑二が世界屈指の破壊力を持つカメルーン攻撃陣を完封。無失点でアウエーでの初勝利に花を添えた。

 日本が無失点で勝ったのは02年の1次リーグ第3戦チュニジア戦(2-0)以来8年ぶりだ。

 終了間際の大ピンチを素晴らしい反応で防いだ川島は「流れの中で、来たら反応しようと思っていた。あのシーンはいい感じで反応できた」としたりやったりの表情。闘莉王は「攻撃参加は控えた。きょうは何より勝ったことが大きいし、これで日本はもっと行けるというムードになる」と、こちらも会心の笑みだ。

 川島は言う。

 「今日の1勝は日本のサッカーの1つの歴史になる。でもまだ2試合ある。さらに1歩でも2歩でも進みたい」

 カメルーンを0点に抑えた守備で2戦目以降も突き進む。

<写真>完封に貢献した川島

(取材・文 矢内由美子)

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