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日本vsスコットランド 選手採点

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[10.10 キリンチャレンジ杯 日本2-0スコットランド 日産ス]

 日本代表は10日、日産スタジアムでスコットランド代表と対戦。DF岩政大樹(鹿島)が先発、FW森本貴幸(カターニア)が途中出場でA代表デビューを果たすなど新戦力のテストにもなった一戦は後半37分、DF駒野友一(磐田)の左クロスが相手のオウンゴールを誘って先制。後半45分、MF本田圭佑(VVV)が追加点を奪い、2-0で勝った。
以下、選手採点

GK
1 川島永嗣(川崎F)
6.5 日本がゲームを支配し、前半はほとんどプレー機会なし。後半28分にはカウンターから決定的なピンチを迎えたが、果敢な飛び出しから左足1本で止めた。

DF
6 内田篤人(鹿島)
5.0 積極的に攻撃参加を仕掛けたが、決定機を演出できず。守備でも日本の右サイドから何度か危険なクロスをゴール前に上げられた。後半19分に決定機を外し、同20分に交代。

12 岩政大樹(鹿島)
6.0 長身の1トップに対し互角に競り合い、空中戦で強さを発揮した。クリアが中途半端になる場面があり、フィードの精度も低かったが、上々のデビュー戦に。

2 阿部勇樹(浦和)
6.5 危なげないプレーで最終ラインを統率。前へ前へ積極的な守備を見せた。インターセプトで守備から攻撃へ素早く切り替え、チャンスも演出した。

15 今野泰幸(F東京)
5.0 後半はオーバーラップからのクロスもあったが、全体的に攻撃参加が少なかった。後半28分にはバックパスが弱くなり、ピンチにつながった。

24 徳永悠平(F東京)
5.0 後半20分から出場。香港戦ほど攻撃参加できず、消化不良に。持ち味を出せなかった。

3 駒野友一(磐田)
7.0 後半36分から出場。その1分後、左サイドからのクロスでオウンゴールを誘発。練習通りの速いクロスで結果を出した。後半45分の2点目も起点に。

MF
27 橋本英郎(G大阪)
6.0 低い位置でパスをさばき、バランスを取って稲本を前に押し上げた。無難なプレーだったが、積極性は欠いた。後半20分に交代。

5 稲本潤一(レンヌ)
6.5 スコットランドの選手にもフィジカルで負けず、1対1の強さを見せた。前へ仕掛ける守備も目立ち、自らも攻撃参加。中盤を引き締め、チームを押し上げる推進力となった。

20 本田圭佑(VVV)
6.5 キープ力、フィジカルの強さで攻撃の起点になった。自分で仕掛ける場面、簡単に周囲を生かす場面の使い分けもできてきた。後半45分にはこぼれ球からダメ押しゴール。

21 石川直宏(F東京)
6.5 トップ下で先発。精力的にプレーし、流動的にポジションを変えた。裏への意識も高く、中村憲剛との相性も良かった。さらにフィットすれば、日本の新たな武器になる可能性も。

14 中村憲剛(川崎F)
6.0 中盤を自由に動いてボールを引き出し、チャンスを演出。石川への好パスも目立ち、自らフィニッシュにも絡んだ。後半は運動量が落ち、ボランチに下がってからはパスの供給役に徹した。

8 松井大輔(グルノーブル)
6.0 後半20分から出場。左MFに入り、独特なリズムのドリブルで打開を図った。後半37分の決勝点も、高い位置での松井のインターセプトから始まった。

FW
19 前田遼一(磐田)
5.0 足元のテクニックで前線でポストプレーをこなしたが、フィジカルでつぶされる場面も。引いて受けるシーンが多く、ゴール前で危険な存在になれなかった。

28 森本貴幸(カターニア)
5.5 後半11分から出場。ボールに絡む回数が少なく、なかなかパスを引き出せなかった。後半45分には鋭い反転からシュートを打ち、本田の2点目につながるなどボールを持ったときには雰囲気もあったが、もう少し時間が必要か。

16 大久保嘉人(神戸)
5.0 後半20分から出場。FWに入り、森本と2トップを組んだ。前線から積極的にプレスをかけたが、ゴール前のチャンスに絡めず。

(取材・文 西山紘平)

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