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4試合で2失点、世界と戦えた守備、川島「自信を持って次へ」

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[6.29 W杯決勝トーナメント1回戦 日本0-0(PK3-5)パラグアイ ロフタス・バースフェルド]

 4試合で2失点。日本の堅守を世界に見せつけることはできた。GK川島永嗣のビッグセーブ。守備陣の体を張った魂のディフェンス。この日も120分間は無失点だった。守備陣として、できることはすべてやった。

 DF田中マルクス闘莉王は「セットプレーで2回チャンスがあった。そこで取ってれば勝っていた」と攻撃面を悔やんだが、「最後の最後まで自分を信じて、仲間を信じ合ってできた。みんなギリギリのところをやり尽くして、PKで負けた。最高の仲間。誇りに思う。このチームはずっとみんなの心に残るチームだと思う」と胸を張った。

 5月30日のイングランド戦から正GKになったGK川島永嗣はW杯でも全4試合のゴールを守り、「自分自身がこういう経験をできるとは思ってなかった。素晴らしい経験ができたという思いはあるし、短い期間だけど、こういう経験が次につながると思う。いろんなプレッシャーがある中で、日本のゴールを守ることしか考えてなかった。その中で冷静さを保って、いいプレーができたと思う」と振り返った。

 「自分としてもチームとしても、やれたことの方が多かった。それは自信になるし、自信を持って次につなげられると思う」。最後はPK負け。GKとして悔しい思いもした。しかし、そのすべてが次への糧となる。世界と戦えた自信。4年後のブラジルW杯へ、この貴重な財産を生かさない手はない。

(取材・文 西山紘平)

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