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【連載】南アへカウントダウン!(13)長友が右SBにも名乗り。石川とのコンビ熟成目指す!

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南アフリカW杯開幕まであと55日!
[4.17 J1第7節 F東京1-1京都 味スタ]

 岡田監督、右も行けますよ!! FC東京のDF長友佑都が日本代表での右サイドバック起用に名乗りを挙げた。

 現在の本職は、ご存知の通り左サイドバックだが、前節の鹿島戦からチーム事情もあって右SBを任されている。FC東京入団後は左SBを任され、日本代表でも左SBのレギュラーを獲得。複数ポジションが求められる岡田ジャパンにおいて、長友はスペシャリストとして君臨している。が、実は明大時代は右SBが本職だった。

 「学生時代からやってるんで、問題ないですね。心掛けているところは、どんどん攻撃参加していくことです。クロスも(右効きだから右の方が)上げやすいので。代表でも右SB? 代表でも、やりやすいからやりたいというのはありますね。バリエーションを増やす意味でも、いいと思う」

 日本代表では、内田篤人(鹿島)というレギュラーがいるが、体調不良やフィジカルの面で不安要素がある。もちろん、岡田監督が求める左SBとしての任務を全うするつもりだが、長友が右SBを代表で出来るようになれば、戦術の幅が広がることは間違いない。

 例えばW杯で、後半にチームメートの石川直宏が右サイドで投入された場合、他の選手よりもより活かし方を理解している長友を右に回して、石川の攻撃をフォローするという役も期待できる。

 「右でやるときは、もっとナオさんとのコンビを増やしていきたいですね。そうすれば、もっとチームとして、いい攻撃ができるかもしれないから」

 この日は後半開始から同18分まで左MFも務めた長友。右に左に、前に後ろに-。プレーの幅を広げてW杯での飛躍につなげる。

<写真>F東京DF長友(5番)
(取材・文 近藤安弘)
※今連載ではJリーグ取材時にW杯を目指す日本代表選手を取り上げていきます

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