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名古屋がまたしても終盤に失点。闘莉王は「俺の人生、甘くない」

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 1点を追う後半ロスタイム。パワープレーで前線に上がった田中マルクス闘莉王が放ったヘディングシュートは、無情にも枠を外れていった。その後、味方の最後のシュートが決まったかと思ったものの、オフサイドの判定。0-1、痛い黒星だ。

 「ずっとうちのペースで押しこんで、相手はカウンターしかなかった。そのカウンターもつぶしていたけど」と苦虫をかみつぶす闘莉王。だが、後半43分に一瞬の集中力の欠如を突かれて失点したのは、前戦のアルビレックス新潟戦と同じパターン。ストイコビッチ監督は「終盤に失点する原因は分からない。わかれば、そういった守り方をする」と憮然とした表情を浮かべた。

 勝てば昨年まで所属した浦和レッズを抜いて首位に立っていたが、敗れたことで3位のまま。闘莉王は「俺の人生、そんなに甘くない。きつい方が、俺もやりがいがある」と、最後は自分を奮い立たせるように会場を去って行った。

(取材・文・矢内由美子)

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