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川崎F&大宮サポが大合唱!川島が涙の挨拶

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[7.14 J1第11節 川崎F 0-0 大宮 等々力]

「大宮発川崎経由世界行き 戦えエイジ」。プロデビューを果たした大宮アルディージャのサポーターからの横断幕も掲げられるなか、川崎フロンターレからリールス(ベルギー)へ移籍するGK川島永嗣が14日、川崎Fvs大宮戦(等々力)後の激励セレモニーでサポーターへの感謝の言葉を口にした。

 「こんな温かいサポーターのいるフロンターレ、素晴らしい仲間のいるフロンターレを去るのは悲しい。(でも)これからもっといいプレーを見せたいと思った皆さんだから。これから日本を引っ張ってくれるのはフロンターレのサポーター、選手だと思う。海外でプレーすることで魅力的になるように経験を積みたい」

 「フロンターレの試合を(スタンドから)見るのは移籍してから初めて」。日本代表として不在だった際を除くと、移籍後どの試合でも常にピッチに立ってきた絶対守護神。「ずっと自分がゴールを守るつもりでやってきた。今日は初めてスタンドから見て、(改めて)フロンターレがどういうチームか見て。素晴らしいクラブで3年半を過ごせた」と改めて自分にとって川崎Fというチームがどれだけ大きかったか感じとった。そして「試合を見ているときから我慢できなかった」と涙を流しながらサポーターにメッセージ。セレモニー後は3年半をともに戦ったチームメイトたちから3度、その後サポーターたちの手によって等々力の空の下で胴上げをされた。

 川崎Fのサポーターに感謝を伝えた後は、最後まで残っていた大宮サポーターにも挨拶。「自分が大きな目標を持って入ったクラブだし、面白い巡り合わせだと思った」。大宮サポーターの「カワシマエイジ」コールに川崎Fサポーターも参加しての大合唱。感動的な「別れ」を経てグラウンドを後にした川島は「(恩を)返すために成長した姿を日本で目指せるように頑張る」と欧州での成長を改めて誓っていた。

<写真>思わず涙ぐむGK川島
(取材・文 吉田太郎)

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