日本サッカー協会は23日、スペイン遠征中のフットサル日本代表がポルトガル代表と対戦し1-6で敗れたと発表した。現地時間22日に試合を行い、日本はオウンゴールで先制を許すも、すぐさま同点に追いついた。しかし、地力の差を見せつけられ、後半に入って失点を重ねた。最後は名古屋オーシャンズに所属するリカルジーニョにゴールを決められている。

　ミゲル・ロドリゴ監督は「今日のようなレベルの高い相手と戦うとよく起こることだが、前半は健闘しているのに、後半に入って徐々に差が開いてしまう結果となる。後半の10分までは1-2という競ったスコアで、要は試合の3/4の時間は勝負ができていたということ。これはポジティブに評価したい」としつつも、「ただ、試合を通じてポルトガル代表が優位に試合を進めていたことに変わりはない。我々は、よりポゼッションを高めるためにも、ボールを保持している時間帯のオフ・ザ・ボールの動きを増やさなければいけない。ディフェンス面でも、このレベルのチームを相手にした時に予測に基づく守備ができずに、受け身になって後手を踏んでしまった。そんな中でもGK藤原のパフォーマンスは良かったと思う。明日の試合は、今日学んだことを生かして戦っていきたいと思う」と課題と次の目標を語った。

以下、試合結果

<得点経過>
0-1 9分 ポルトガル オウンゴール(仁部屋和弘)
1-1 11分 日本 小曽戸允哉
1-2 15分 ポルトガル Cardinal
1-3 30分 ポルトガル LeitaIo
1-4 30分 ポルトガル Marinho
1-5 34分 ポルトガル Marinho
1-6 39分 ポルトガル リカルジーニョ(名古屋オーシャンズ)

<メンバー>
■スターティング5
▽GK
藤原潤(バルドラール浦安)
▽FP
上澤貴憲(府中アスレティックFC)
小宮山友祐(バルドラール浦安)
高橋健介(UDグアダラハラ/スペイン)
星翔太(UDグアダラハラ/スペイン)

■交代出場
▽FP
木暮賢一郎(名古屋オーシャンズ)
松宮充義(シュライカー大阪)
北原亘(名古屋オーシャンズ)
小曽戸允哉(バサジィ大分)
渡邉知晃(ステラミーゴいわて花巻)
滝田学(ペスカドーラ町田)
吉田輝(ラクエドット/イタリア)
仁部屋和弘(バサジィ大分)

■試合出場なし
▽GK
村山竜三(府中アスレティッFC)
冨金原徹(湘南ベルマーレ)
▽FP
原田浩平(デウソン神戸)
皆本晃(府中アスレティックFC)
逸見勝利ラファエル(名古屋オーシャンズ)

(文 近藤安弘)