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鹿島vs浦項 試合後の選手コメント

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[5.12 ACL決勝トーナメント1回戦 鹿島0-1浦項 カシマ]

 ACL決勝トーナメント1回戦が12日、行われ、日本勢最後の砦となった鹿島アントラーズはホームで浦項スティーラーズ(韓国)と対戦。前半29分に先制点を許すと、その後の反撃も及ばず、0-1で敗れた。鹿島にとっては2年連続のベスト16敗退。これで日本勢4チームすべてが敗退する結果となった。
以下、試合後のコメント

オズワルド・オリヴェイラ監督
「次のステージに進むことができず、悔しい思いでいる。しかし、選手は最後まで戦ったし、全力を尽くしたと思う。選手の戦う姿勢、最後まであきらめないところがうちのチームの特徴でもある。ただ、それだけでは試合に勝てない。苦しいときにはいろんなことが浮き彫りになるが、試合の中でいいところもあった。次の試合に向けて準備を進めたい。ACLは敗退したが、他の目標もしっかり持っている。1つの目標は失われたが、その他の多くのチャンス、タイトルの可能性は残っている」

●DF岩政大樹
「力不足だと思う。チームとしても勝たないといけない試合だった。ホームなので、言い訳もできない。力不足だと思う。サポーターには結果でまた応えるしかない。まずは必死に戦う姿を見せて、次のタイトル、来年のアジアに向けて戦っていきたい」
―難しい試合だった?
「セカンドボールを拾えなくて全体的に押し込まれて、あまり糸口の見えない試合だった。1週間空いていたし、コンディションもよかったので、もう少しセカンドボールとか球際で勝てればよかったけど、ゴールキックから後ろでつないでも、相手は守りを固めていたし、早い攻めができなくて、うちのペースにならなかった」
―失点の場面は?
「スローインはオリヴェイラになってずっと厳しく言われてやってきたけど、今年はスローインからやられるシーンがよくあって、注意していたけど、またやられた。スローインは1人1人の意識。FK、CKは相手が素晴らしいボールを蹴ってくればやられることもあるけど、スローインはきっちりマークに付いていれば、やられない。チームに問題があったと思う」
―ACLは敗退となったが?
「3度も同じ失敗をするというのは力不足としか言えない。もう一度チーム全員で前を向いてやっていくしかない。チームの中にある問題点を見つめ直してやっていくしかない。ACLは毎回同じところで負けている。こんなんでアジアを取れる力があるなんて言えない。Jリーグを3連覇しているからといって、自分たちに力があると勘違いするのではなく、この結果を受け止めないといけない」
―浦項の印象は?
「負けが続いているチームと対戦するときは早めに先制点を取れれば、相手は自信が揺らぐけど、時間がたってしまえば関係なくなる。前半の段階でセカンドボールを拾われて、向こうに自信を持たせて、後半は余裕を持って守られた。最後のパワープレーも効果的ではなかったし、トーナメントの戦い方が意思統一できていなかった」

●DF内田篤人
「前半のいい時間帯で点を取れなかったらやられるかなと密かに思っていた。失点はスローインからなので、もうちょっとマークをしっかりしていれば。もったいない。スローインで取られたら勝てない」
―最後はスライディングしていたが?
「横パスとシュート、両方の可能性があって、両方を切りながらになった。横パスもちょっと気になった」
―浦項の印象は?
「センターバック2枚が強くて、パワープレーにいったけど、なかなか難しかった。2点目を取られたら厳しいし、バランスを見てやった。こっちもチャンスをつくっていたけど、決めるところをしっかり決めないと」
―ACLは敗退となったが?
「Jリーグ勢が全部終わっちゃったんで。去年も負けているし、しっかりやろうと話していたけど。余計な力は入ってなかったけど、失点の時間と仕方が悪かった。Jリーグを3連覇しているといっても、2位とか3位とはそんなに変わらない。3連覇できたのもちょっとしたところだと思うし、それと一緒だと思う。次、名古屋戦があるんで、勝って終わりたい」

(取材・文 西山紘平)

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