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[MOM261]愛媛ユースFW金村賢志郎(3年)_“しまなみの怪童”が大一番でハット

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[高校サッカー マン・オブ・ザ・マッチ]
[7.10 JFAプリンスリーグ(U-18)四国第8節 愛媛ユース 6-0 南宇和高]

 悲願の目標に大きく近づいた。「今はゴールを常に決めることを考えています。どんな相手でもゴールを決めて、得点王になりたい」。昨年、愛媛FCユースのFW金村賢志郎(3年)はエースストライカーとして大きく期待を集めながらも、度重なる怪我で、思うようにプレーが出来なかった。

 まさに不遇の1年を過ごした金村には、より発奮する材料があった。1年下の近藤貫太がトップ登録をされた。「刺激になった。負けていられないと思った」彼は、怪我を乗り越え、今年はエースストライカーとしての使命である、『ゴール』を量産することを誓った。

 この試合でもその意思ははっきりと形となった。30分に2点目のゴールを突き刺すと、37分には中央で平田翔也がボールを奪った瞬間、彼は迷わず相手DFラインのギャップに走りこんだ。平田から糸を引いたようなパスが届くと、鋭い反転から強烈なシュートをゴールに突き刺した。そして後半24分には、ハットトリックを決めるゴールを決め、通算13ゴールと、得点ランキングを独走している。

「全国でも取れないと意味がないので、全国でも点を取りたい」。今後、日本クラブユース選手権、高円宮杯全日本ユースが控えている。全国でもその得点力を発揮出来るか。“しまなみの怪童”に注目だ。

(取材・文 安藤隆人)

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