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[Y☆voice77]日本高校選抜DF山本大地(久御山)「チームの優しさを実感した3年間だった」

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 高校年代の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「Youth star voice」。第77回(11年日本高校選抜編第11回)はDF山本大地選手(久御山高)です。
 全国高校選手権で大躍進を遂げ、全国準Vに輝いた久御山のチームリーダー。バルセロナスタイルのチームにおいてその正確なキックと統率力は欠かせませんでした。チームの評価を劇的に変えた高校3年間、そして将来についてどう考えているのか?(取材日:3月5日)

―高校3年間を振り返って
「自分はキャプテンとしてチームを引っ張っていかなアカンと常に思っていたんですけど、一番感じたのは選手権の準決勝とかボクが出られないときに仲間が支えてくれていたこと。支えられたんだなということはスゴク感じていて、チームの優しさとか実感した3年間でした。まとまらないときもあったんですけど、楽しく終われたんで良かったですね」

―苦しい時期もあった?
「インターハイとか全然結果を残していなかったんですけど、自分たちの試合を見直しても、自分たちがやっているプレーというのは間違っていないというか、仕上がっていると感じている部分がありました。あとは最後、選手権で必死にやるしかないとチームが団結したのが良かったと思います」

―日本一を掲げて、最高ではないにしろ全国2位という結果になりました
「部員の人数が多くて、『日本一になる』と言っている奴もいるし、ただやっているだけという奴も、総体で引退した奴もいるんですけど、最後にはみんな日本一になるという目標持ってやっていた。それが良かった。2番手になったのは悔しかったですけど、負けたのに負けていないような感じの雰囲気だったんで、それは良かった」

―個人的に全国で通用したと感じていることは? 大学での目標は?
「キックですね。ロングキックだったり、ミドルレンジのキックは通用したと思います。でも、対人とかは自分の中で弱さだと思うんで伸ばしていかないといけない。(進学する同志社大学でも)キックは自分の持ち味。それは出していきたい。新しいチームに入ることになりますけど、自分を出すことが一番だと思う。海外でサッカーをしたいというのもあるんで、その気持ちは忘れずにやっていきたい」

―高校選抜ではどのような部分を出していきたい?
「チームの盛り上げ役くらいの気持ちでいる。久御山だけでなくみんな仲がいいのでそれをまとめていけたらいいなと思います」

(取材・文 吉田太郎)
連載:
「Youth star voice」

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