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[Y☆voice88]清水商FW風間宏矢「プロになるだけで終わる選手にはなりたくない」

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 高校年代の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「Youth star voice」。第88回となる今回からは11年静岡県高校選抜メンバーを連載。第1回は同チームで主将を務めるFW風間宏矢選手(清水商高)です。
 U-18日本代表候補にも選出されているアタッカーは、抜群の得点力に加えて、鋭いドリブル、高精度の右足FKも備える今年の高校年代最注目選手のひとり。今年の目標、将来の目標をどのように掲げているのか?(取材日:3月5日)

―2011年の目標は?
「チームとして、プリンスリーグ、インターハイ、選手権全て優勝が目標。1年の時にはインターハイに出ることができましたけれど、昨年全国に出ることができなくて、全国へでれないことがどれほど寂しいか感じた。今年は全国へ行くことにこだわりたい」

―静岡の新人戦は準優勝。決勝ではシュート30本近く打って負けてしまいました
「何で負けたか分からない。いつ点取れるかくらいに考えていたらカウンターからやられてしまった。これから隙のないチームにしていきたい。清商らしい、勝負強いサッカーをしたい」

―新人戦は前のポジションではなく、ボランチもやっていた
「ボランチもいい経験になりましたけれど、自分としては前でやりたい。後ろからドリブルするのもいいけれど、抜いてそのままシュートを打てる位置でプレーしたい。自分で仕掛けるというのは1年の時よりもいけるようになっている。あと、自分だけで行くだけでなく周りも使えることがウリだと思うので、ゴールにつながるプレーがしたい」

―今年は進路についても注目が集まるが
「Jか海外かで悩んでいる。ただプロになるだけとか、そこで終わる選手にはなりたくない。その先の選手になれるように。そして上の舞台にいきたい」

―どのような選手になることが理想?
「自分的にはカカとかのように、自分でも行けるし、シュートもパスも出せる選手になりたい。カカのように特別速くなくても自分でも行けるし、点も取れる選手が世界では多い。こういう選手になりたい」

―そのための課題としていることは?
「自分では体のキレが増やせればと考えている。1mの幅だったりの動きの速さとかを自分では磨きたい。今は全然足りない。とにかく基準を上げること。高校終われば一気にスピードが上がる。そこに遅れないように、自分のレベルを合わせていきたい」

(取材・文 吉田太郎)
連載:
「Youth star voice」

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