高校年代の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「Youth star voice」。第94回(11年静岡県高校選抜編第7回)はジュビロ磐田ユースMF前田柊選手です。
　3月6日の静岡県ヤングサッカーフェスティバルでは日本高校選抜相手に中盤で対等に渡り合ったMFは、ダイナミックな攻守と勘のよさにも注目。高校最終年と将来の目標とは?(取材日:3月5日)

―今年のジュビロユースは?
「まだ戦術的なことはやっていないけれど、昨年よりもチームワークはいいと思う。頑張ればいいところに行けると思う」

―県選抜ではアンカーだが、自分の武器とは?
「チームではボランチをやらせてもらっている。ずっと真ん中をやってきた。守備では相手がどこへ出てくるかわかってきた。身体が強くなって当たり負けしなくなって、ボールを失わないようになってきた。あとスペースへのパスも得意だし、攻守においてアグレッシブなプレーやミドルシュートも武器」

―ジュビロを選んだ理由は?
「中学の時は四日市にいました。高校へ行くとき、他にも誘ってもらいましたけれど、最初に誘ってくれたのがジュビロだったから。環境もスタッフもいいしやりやすいです」

―将来についてはどう考えている?
「個人としてはプロになりたい。日々の練習から頑張る。今年の目標は全国リーグ(プレミアリーグ)への参入とクラブユースで全国へ出ること。予選ではエスパに勝たないといけない。負けたくない」

―目標とする選手は?
「長谷部選手。周りが見えているし守備も強い。前への推進力を学びたい」

(取材・文　吉田太郎)

---

連載:
「Youth star voice」