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[MOM432]前橋育英DF唐木澤真也(3年)_好守で10人のチーム救う

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高円宮杯U-18サッカーリーグ2011 プリンスリーグ関東1部
[高校サッカー マン・オブ・ザ・マッチ]
[4.29 プリンスリーグ関東1部第3節 成立学園高0-3前橋育英高 赤羽スポーツの森公園競技場]

「上手くないんで。気持ちでは負けたくなかった」タレント力の高さを活かしたパスワークがウリの前橋育英高だが、この日の勝因はボールへの執着心を感じさせたディフェンス陣の堅守だった。特に「ずっと下のチームだった。公式戦先発は初めて。やってやろう、という気持ちでした」というCB唐木澤真也が、個の能力の高い成立学園攻撃陣に必死に食い下がり、完封勝利の立て役者となった。

 前半終了間際に退場者を出した前橋育英は数的不利の状況で後半へ。相手の連動した崩しと個の突破に最終ラインは何度も穴を開けられそうになった。だが「10人になってから向こうはガンガン来ていた。そこで自分たちが守りに入ったらやられてしまう。なるべく(最終ラインの)自分たちが前にいくようにしていた」と唐木澤。自身も必死に相手アタッカーの前に身体をねじ込み、シュートブロックをするなど、CB新谷佳紀やSB山田悠太ら他のディフェンス陣ととも必死にゴールを守り、納得の完封勝利を果たした。

「ヘディングで跳ね返していたし、よく身体を張っていた」と山田耕介監督から好守を称賛された唐木澤は「ディフェンスラインみんな集中していた。無失点でいけたし、次につながると思う」とチームメートに感謝し、今後へつながる勝利であることを強調していた。

(取材・文 吉田太郎)
特設:2011 プリンスリーグ

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