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[Y☆voice113]横浜FMユースMF熊谷アンドリュー「1冠は取らないといけない」

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 高校年代の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「Youth star voice」。第113回は横浜F・マリノスユースのU-18日本代表MF熊谷アンドリュー選手です。

 ミドル、ロングパスを自在に操るゲームメーカーは一撃で相手を仕留めるスルーパスもハイレベル。スリランカ系の大型MFは既に横浜FMのトップチームに2種登録され、13年のU-20W杯を狙うU-18日本代表としても大きな期待を背負う。その注目MFは現在、何を武器とし、課題と感じているのか?(取材日4月29日)

―桐蔭学園とのプリンスリーグ関東初戦はまさかの黒星スタート
「前半は前の3枚が張りっぱなしで機能しなかったんで、中盤でボール回ししてもチャンスにならないというか、そういうところがあった。後半はサイドをどんどん変えて結構チャンスを作れていたんで、ああいうサッカーをしていたら勝てるんじゃないかと思っていたけど、点が入んなくて。決定力不足です」

―自分自身のプレーについては?
「(U-18代表遠征で)アメリカから帰ってきたばかりで身体が重たくて。それでもやらなくちゃと思ってやったんですけど・・・・・・」

―それでもトップ下の位置から何度もチャンスをつくり出していた
「あそこ(トップ下)だとFWが近いんで相手も嫌がるんじゃないかと思いながらやっていた。サイドを結構意識して、開いたら間にパスを入れようと思っていた。自分としてはよくできたんじゃないかと思う」

―ただそこ意外からなかなかチャンスがつくれなかった
「(鈴木)雄斗が前向かないと自分らあまり点取れないんで。雄斗頼みのところがある。そこを変えていかないといけない。相手も2点取って引いちゃったんで間があまりなかった。(それでも)攻撃面はあまり問題なかったと思うけど、守備ッスね。みんな上がっていっちゃうんでカウンターでやられてしまう。あと、対応の場面でみんな突っ込んじゃって、かわされてというところがあった。桐蔭は間につけるボールが上手かったんで苦戦しました」

―去年、一昨年と全国タイトルを獲った
「今年も本当に1冠は取らないといけない。去年、一昨年取っているんで。それを自分たちの代で崩したくない。(ターゲットは)クラブユース(選手権)ですね」

―今年はトップチームにも絡まないといけない
「トップに絡んでいきたい。トップでも自分みたいなキャラいないじゃないですか。ロングパスだったりでアピールしていく。課題はトップのスピードにまだ慣れていないので、そこも早く慣らしていきたい。トップの練習にはちょくちょくいかせてもらっているんですけど、(木村監督からは)試合前とかも、『ボール持ったら絶対前向け』みたいなこと言われている。そうしないと自分の特長がでないと。だから前向くことは常に意識しています」

―代表のアメリカ遠征でのプレーについては?
「もう自分のプレーは最悪でしたね。プレッシャーとか全然余裕なんですけど、単純なミス連発しちゃって完全にはまっちゃいました。チーム的にもみんなまだ合っていない。でもやっぱメンバーに残りたいですね。ただアメリカのプレーしていたらダメ。自分のプレーをしたら大丈夫だと思う。課題は時々イージーなミスがでてしまうんで、それをなくして安定感高めていけたらなと思います。あと守備すね。もっとロングシュートも打ちたいです」

(取材・文 吉田太郎)
連載:
「Youth star voice」

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